ライフスタイルの変化にともなって、いつもと違う季節の迎え方をしている方も多くいるかもしれませんね。自粛生活が続く中、「切る」「混ぜる」「煮る」を中心にした、簡単で美味しく作れる料理をご紹介します。ぜひ、作るところから食べることまで楽しんでみてくださいね。今回は鶏団子を活用してみます。
基本の鶏団子を作る前に
鶏団子を少し多めに作っておけば、冷凍での保存が10日ほどできます。形どおりに冷凍されたら、ジップ付きの冷凍用保存袋などに入れれば省スペース。都度、必要な分だけを取り出して使うことができるので、とても便利です。
また、よく使う鶏肉の部位には「むね」と「もも」があり、それぞれ特徴があります。
合わせても良いですし、お好みで用意してくださいね。それぞれの違いを挙げておきますので、ぜひ参考になさってください。
☆「鶏むね肉」☆
脂肪が少なく、味はさっぱりとしています。イノシン酸がモモ肉よりも豊富なので、味わい深くなります。調理法によっては、食感がパサパサとしたり、硬くなったりします。
☆「鶏モモ肉」☆
適度な脂があり、ジューシーなコクが楽しめます。肉質はやや硬めで、色々な料理に合わせやすく、ダシの役割も果たします。
基本の鶏団子の作り方
＜材料＞
鶏ひき肉 500g
絹ごし豆腐 1/2パック
卵 1個
しょうが 1片
めんつゆ 大さじ2
片栗粉 大さじ2
片栗粉（できた鶏団子にまぶす用） 適量
長ねぎ 2本
※混ぜ込む野菜は、長ねぎ以外でも。玉ねぎやにんじん、きのこ類のみじん切りも美味しいですよ。
＜作り方＞
1. 長ねぎ、しょうがをみじん切りにする。
2. ボールに鶏ひき肉、卵、長ねぎ、しょうがを入れて混ぜ合わせる。
3. 豆腐とめんつゆを加えて、さらに混ぜ合わせる。
4. 片栗粉を加えて、さらに混ぜ合わせる。
5. 混ぜ合わせたタネをひと口大〜ゴルフボール大の大きさで団子にして、バットに並べる。
6. 片栗粉を全体に振りかけてまぶしておく。
7. バットにふんわりとラップをかけて、冷凍庫に入れます。凍ったら出来上がり♪冷凍保存用袋などに移し替えて使いましょう。
☆当日使いたい場合や、そのまま調理をする際には、茹でてから使うと崩れにくいのでおすすめです。その時の茹で汁には、美味しいダシが取れていますので、ぜひ活用しましょう。
レシピ1. 獅子頭（シーズートウ）
中国料理にある、肉団子の煮込み料理です。肉団子を獅子の頭に見立てた料理で、食べるところによっても肉団子の大きさは様々。大きめの肉団子を使って、ぜひガブッとかじりついてみてください。
＜材料＞
鶏団子 およそ300g分
白菜 1/4株
長ねぎ 1本
干ししいたけ 4枚
春雨（乾燥） 50g
ゆでたけのこ 100g
ごま油 大さじ1
・水 5カップ
・鶏ガラスープの素 小さじ1
・オイスターソース 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・紹興酒（なければ酒） 大さじ2
・しょうゆ 大さじ2
・こしょう 少々
＜作り方＞
1. しいたけは水で戻し、春雨は熱湯につけて戻しておく。
2. 白菜は5×10cm程度に切る。長ねぎは斜めのぶつ切り、たけのこはくし切りに切ります。１で戻したしいたけはそぎ切りにします。
3. 鍋にごま油を入れて火にかけて熱し、肉団子を転がしながら焼き色をつけます。
4. 脇に長ねぎを入れて、焼きます。
5. 白菜、しいたけ、たけのこ、・印の調味料を加えて煮立てます。
6. 煮立ったら蓋をして、弱火でさらに10〜12分ほど煮ます。
7. 春雨を加えて、さっと煮たら出来上がりです♪
レシピ2. チキンボールカレー
大人も子供も大好きなカレー。できるだけ手間を省いて、それでも美味しく食べられるように工夫してみました。お好みの野菜を加えても美味しいですよ。
＜材料＞
鶏団子 およそ300g分
・玉ねぎ（すりおろし） 1/2個
・しょうが（すりおろし） 1片分
・にんにく（すりおろし） 1片分
○カレー粉 大さじ1
○パプリカパウダー 大さじ1
○トマトケチャップ 大さじ2
○プレーンヨーグルト 300g
●みりん 大さじ1
●カレー粉 少々
●ガラムマサラ 少々
●塩 少々
●しょうが（すりおろし） 1片分
玉ねぎ 1と1/2個分
にんじん 1本
カレー粉 大さじ1
塩 小さじ1/2
油 大さじ1と1/2
＜作り方＞
1. 鶏団子をビニール袋やボウルに入れて、・印と○印を加えて、冷蔵庫に入れて寝かせておきます。
2. 玉ねぎとにんじんを粗めのみじん切りにします。
3. 鍋に油を入れて、火にかけます。玉ねぎを入れて、半透明になるまでじっくりと炒めます。
4.にんじんを加えて、さらに炒めます。
5. カレー粉を加えてさっと炒め、1.を汁ごと加えます。
6. 分量外の水を1と1/2カップと、塩を加えて、ひと煮立ちさせます。
7. 蓋をして、ごく弱火で20分煮込みます。火を止めて、そのまま20分おきます。
8. 再び火にかけて、●を加えて味を整えたら出来上がりです♪
参考
東京ガス「ウチコト」
クックパッド
ジェーン・スー
北原みのり
田村耕太郎
