恋人たちの記念日はバレンタインデー、ホワイトデーとありますが、実はそれだけではなく「オレンジデー」という記念日あります。4月14日がそのオレンジデーで、恋人や夫婦の間で、愛を確かなものにするための1日となっています。

日本記念日協会に登録されたのが2009年と歴史が浅いということもあって、初めて聞いた人もいるかもしれません。でも、とてもステキな記念日ですので、ここではオレンジデーについて詳しくご紹介していきます。

オレンジデーは愛を確認し、愛を深めるための記念日です
オレンジデーは愛を確認し、愛を深めるための記念日です

オレンジデーは愛し合う2人が愛を深める日

オレンジデーは1994年に愛媛県内のかんきつ生産農家が発案し、2009年5月にJA全農えひめが日本記念日協会に登録した記念日です。オレンジの清らかな白い花には「花嫁の喜び」という花言葉もあり、愛し合う2人がより愛を深める日として制定されました。

オレンジの花は4~6月に咲き、2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーに続き 、2人の愛を確かなものにする意味から、毎年4月14日がオレンジデーになりました。ちなみに日本で4月に収穫されるオレンジはブラッドオレンジで、愛媛県が出荷量日本一となっています。

バレンタインデーにはチョコレートを贈るというのが一般的ですが、オレンジデーの場合にはオレンジやオレンジ色のプレゼントを贈ります。バレンタインデーやホワイトデーとは違って、お互いに贈り合うのがオレンジデーの特徴です。

オレンジの花言葉「花嫁の喜び」がオレンジデーの由来
オレンジの花言葉「花嫁の喜び」がオレンジデーの由来

自慢したくなるオレンジの豆知識

せっかくですからオレンジに関する豆知識をいくつかご紹介します。

日本で生産されているオレンジは大きく分けて3種類あります。

・ネーブルオレンジ(旬:3〜4月)

・バレンシアオレンジ(旬:6~7月)

・ブラッドオレンジ(旬:3~5月)

収穫量が多いのがネーブルオレンジで年間6012.1トン、次にブラッドオレンジ(タロッコ)の268トン、バレンシアオレンジは186トンと続きます。2018年のオレンジの輸入量は約81,600トンにもなりますので、私たちが手にするオレンジのほとんどが輸入品です。

オレンジは1980年代の日米貿易摩擦から輸入の自由化が始まったこともあり、それ以前はアメリカ産がほとんどでしたが、最近ではオーストラリア産のオレンジも増えつつあります。さらに国産のオレンジもあるので、私たちは旬を意識することなく、いつでもオレンジを購入できるようになりました。

ちなみにオレンジもミカンも発祥は同じインドで、どちらも柑橘類に分類されます。簡単にいえば、インドからヨーロッパに広まったのがオレンジで、アジアに広まったのがミカンになります。それぞれの気候に順応した見た目と味があります。

参考

農林水産省オレンジの輸入量

平成29年産特産果樹生産動態等調査

生産量は多くありませんが国産のオレンジもあります
生産量は多くありませんが国産のオレンジもあります

オレンジデーは大切な人に素直な気持ちを伝えよう

オレンジデーは愛を深めるための日ですから、大切な人に贈り物をしましょう。贈るのはやはりオレンジ、と言いたいところですが、せっかくなら特別感のあるものを選んで、喜んでもらいたいですね。

女性から男性ならオレンジ色のネクタイやボールペン、男性から女性にはオレンジ色のスカーフやオレンジの香水などがよいかもしれません。

プレゼントは形に残らないほうがいいという人には、オレンジゼリーやオレンジパウンドケーキなどがおすすめです。カシスオレンジなら自宅で簡単に作れますので、2人でカシスオレンジを作って乾杯するというのも素敵です。

でも本当に大事なのは大切な人への想いを伝えることです。プレゼントも大事ですが、「一緒にいてくれてありがとう」の気持ちを言葉にして伝えることをお忘れなく。

プレゼントも大事ですが、気持ちをちゃんと伝えましょう
プレゼントも大事ですが、気持ちをちゃんと伝えましょう