いよいよ4月が始まりました。新しい生活が始まったり、新しいことにチャレンジを始めた人もいるかもしれませんね。そこで、第一印象をよくする、そんな準備をしてみてはいかがでしょうか。特に、顔は自然に視線が向かう場所です。春こそ、お顔のお手入れを見直してみませんか?今回は、洗顔方法や紫外線ケアなど、これからの時期に役立つ情報をお届けします。

お肌も衣替え?

まだまだ肌寒い日も多いですが、暖房を使わずに、気持ちよく過ごせる日中も増えてきましたよね。

お肌には、冬の間の乾燥ダメージが蓄積している時です。肌がなんとなくくすんでいると感じる人は、もしかすると、乾燥によるダメージのサインかもしれません。また、この時期は花粉やホコリ、紫外線などの外的要因から肌荒れやくすみなどが起きやすい時期でもあります。

見直そう!洗顔方法

1日過ごしたお肌には、汗や皮脂、ホコリや角質など、色々な汚れが付いています。この汚れが肌に残ってしまっていると、ニキビや肌荒れの原因となってしまうことも。また、これらの汚れは、毛穴を詰まらせて、肌の新陳代謝を滞らせてしまいます。そこで大切なのが洗顔です。古い角質や余分な皮脂を洗い流し、健やかな肌に育てましょう。

☆汚れをしっかりと落とす洗顔方法☆

1. 手を洗い、ぬるま湯または水で、顔を濡らします

手に汚れや油分があると、不衛生なだけでなく、洗顔料も泡立ちが悪くなります。また直接、洗顔料を肌に塗ることは、肌にとって負担になってしまうこともあります。

顔を濡らす際は、シャワーだと水圧が刺激になってしまうことがあるため、手ですくった水で。水温が熱すぎると、汚れだけでなく、肌にとって必要な油分まで流れ出てしまうので気をつけましょう。汚れが気になる時には、洗顔前に蒸しタオルを顔に当てると、肌が柔らかく、また、毛穴も開いて落としやすくなります。

2. 洗顔料をしっかり泡立てよう

洗顔料を手のひらに出し、少量のぬるま湯を少しずつ足しながら泡立てていきます。目安は、手のひらを返しても泡が落ちてこないくらい。これが理想です。

今ではドラッグストアや雑貨屋などで、簡単に洗顔用の泡が作れるグッズがたくさん売られています。また、洗顔用のブラシもおすすめです。泡が簡単に作れるだけでなく、洗顔と同時にマッサージができたり、毛穴の奥に詰まった汚れも落としやすくなります。

3. 泡で包もう

お肌の上で、たっぷりの泡を転がすように洗いましょう。絶対に肌をゴシゴシこすったりしないように!細かい泡が毛穴に入り込んでいくイメージで行いましょう。優しく、丁寧に、を心がけて。深呼吸しながら行えば、心もお肌も、1日の疲れがほどけて気持ちもリラックス。

4. しっかりすすごう

洗顔料が肌に残らないように、しっかりとすすぎましょう。意外に見落としがちなのは、フェイスラインや髪の生え際です。ぬめりが取れるまで、およそ1分、20回程度が目安です。1.と同じように、水温にも気を付けてくださいね。

5. 優しく拭き取ろう

できれば、吸水性が良く、柔らかいタオルを使いましょう。こすらずに、軽くおさえるようにして拭きましょう。タオルで水分を吸い取るイメージです。

洗顔後のお手入れ

お肌は洗顔後、すぐに乾燥し始めます。ですので、すぐに保湿をしましょう。

肌の乾燥は、皮脂が過剰分泌されて毛穴が開いたり、皮脂が酸化することでくすみを招いたりします。保湿をすることで肌のバリア機能を補い、肌を柔らかく、しなやかに保つことができます。保湿に必要なのは、水分と油分です。代表的な組み合わせは、化粧水と乳液、化粧水とクリームになります。年齢や肌のタイプによって様々なものが販売されていますので、仕上がりや使用感の好みで選ぶとよいと思います。近年では、男性の基礎化粧品も種類が増えて、身近になり、使いやすいものが多くなっています。

日中のお手入れ

4月上旬の紫外線は、実は、残暑が厳しい9月と同程度。晴れていなくても、紫外線は常に降り注いでいます。また屋内でも、紫外線対策をした方が良いと知っていましたか?

紫外線は肌の皮脂を酸化させ、肌のバリア機能を低下させると言われています。それを防ぐ役割を持っているのがメラニンという色素です。「メラニン」というと『シミの素』というイメージがあるかもしれませんが、メラニンは紫外線から肌を守るために生成された色素で、シミは、この反応が過剰に起こることで引き起こされる色素沈着です。また、過度の日焼けで痛んだ肌は、健康的な肌に比べて、ハリや弾力をもたらす「コラーゲン」の量が少ないそうです。コラーゲンが少ないと肌はシワやたるみなどの老化を早めてしまいます。

そこで大切なのが日焼け止めです。

様々な製品が、目的用途別にあり、悩んでしまうこともありますよね。どんなものを選んだら良いか、また気をつけるべきポイントを挙げておきます。参考にしてみてくださいね。

☆効果を知っておこう

「SPF」は紫外線B波、「PA」は紫外線A波をカットする目安です。紫外線が最も強い夏の時期に、昼間に外出する際の目安が、SPF50、PA+++となっています。過ごす環境で変わってきますので、ご自分の活動に合ったものを使用しましょう。

☆早めに塗布しよう

日焼け止めが肌に定着し、効果を発揮するまでにはおよそ15分が目安とされています。

☆化粧品のUV効果に頼りすぎないで

化粧品などに含まれているUV効果は、実際の使用の時に、日焼け止めとしての分量に足りていないことがあります。近年では、薄く、より素肌に近い仕上がりの化粧品も多く、また、使用量も人によって差があります。しっかり紫外線をカットする必要があるときには、日焼け止めも併せて使用しましょう。

☆塗り直しはマメに

2時間ごとに、というのが一般的。屋内の活動でも、汗、皮脂や水分などで日焼け止めが落ちてしまうこともあるので、きちんと塗り直しをしましょう。

参考

スキンケア事典 SK-II

ワタシプラス 資生堂

輝く肌と、輝く笑顔で、春を過ごしましょう
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