今年の冬はポカポカした日が多く、個人的には凍えるような寒さをほとんど感じないまま春を迎えそうです。春といえば出会いの季節ですが、その前に環境の変化がある時期でもあります。進学や就職のために引っ越しをする人もいますし、転勤などで新天地に向かう人もいますよね。

そういった環境の変化があるときには、大切な人との別れがつきもの。その人たちに感謝の気持を伝えられましたか?

3月9日は「感謝の日」。このタイミングで大切な人に「ありがとう」を伝えてみてはいかがでしょう。

最近「ありがとう」を言葉にしていますか?
最近「ありがとう」を言葉にしていますか?

3月9日はなぜ「感謝の日」なのか

そもそもなぜ3月9日が感謝の日なのか。勘のいい人ならすぐに分かるかもしれませんが、3月9日は「サン・キュー(3・9)」ということで、語呂合わせで感謝の日に制定されています。もちろん祝日ではなく、日本記念日協会が認定している記念日のひとつになります。

バレンタインやクリスマスのように、おおがかりなイベントが行われるわけでもありませんし、感謝の日のための商品がお店に並ぶわけでもありません。感謝の日だからといって、特別に何かをするという人もほとんどいませんよね。

でも、せっかく感謝の日になっているのですから、今年はちょっといつもと違う1日にしてみませんか?感謝を言葉にすると相手が喜んでくれるだけでなく、自分自身も温かい気持ちになれるもの。みんなが「ありがとう」を伝えれば、3月9日は幸せで満ちた1日になるはずです。

カレンダーには書かれていませんが、3月9日は「感謝の日」です
カレンダーには書かれていませんが、3月9日は「感謝の日」です

日常にあるたくさんの感謝すべきこと

感謝する相手として、まず思い浮かぶのが親の顔かもしれません。何歳になっても親には感謝することばかりですので、誰よりも先に「ありがとう」を伝えたいところです。次に思い浮かぶのはパートナーや友人でしょうか。見えないところで、いつも優しく支えてくれる人がいるはずですよね。

身近な人はすぐに思い浮かぶかもしれませんが、私たちはもっと多くの人たちに支えられています。毎日の食事となる食材を作ってくれる人がいて、それを運ぶ人がいます。電車やバスで移動するときには、乗り物を運転する人もいます。

給料をもらえることをあたり前に思うかもしれませんが、これだって同じ会社で働く仲間がいて、そしてそれを管理する人がいる。さらに、会社のサービスを利用する人がいてくれるから給料をもらえて生活を送ることができます。

普通に生活していくなかで、感謝すべきことは無数にあります。でもいつも「ありがとう」を口にするのは大変です。だから感謝の日だけでも、積極的に「ありがとう」を伝えてみましょう。

私たちは多くの人に支えられながら日々の生活を送っています
私たちは多くの人に支えられながら日々の生活を送っています

手紙で「ありがとう」を伝えてみよう

感謝を伝えることが大切だとわかっていても、親しい人に対して「ありがとう」と言うのは照れくさいですよね。そういうときは手紙を書いてみましょう。インターネットの普及によって、手紙を書くこともほとんどなくなったかもしれませんが、そんな時代だからこそ手紙は想いが伝わります。

字がきれいじゃないとか、文章が苦手とか考えなくてもかまいません。何を書いていいかわからないなら「いつもありがとう」と書くだけで十分です。むしろ、短いからこそ伝わることもあります。大事なのは何を書くかではなく、どんな気持ちを込めるかです。

手紙のいいところは、ずっと残るということです。言葉は記憶に残りますが、手紙は形として残ります。大切な人からもらった手紙は、どんな高価なプレゼントよりも嬉しいものです。

これから新しい生活が始まり大切な人と離れて暮らすことになるという人も、そうでない人も、3月9日の感謝の日に「ありがとう」を手紙で伝えてみてはいかがでしょうか。

「ありがとう」が照れくさいなら手紙を書きましょう
「ありがとう」が照れくさいなら手紙を書きましょう