二十四節気「雨水(うすい)」は春を迎える準備段階。冬を惜しみつつ春への準備を! 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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二十四節気「雨水(うすい)」は春を迎える準備段階。冬を惜しみつつ春への準備を!

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立春の華やかさの陰に隠れた「雨水」(2/19頃~)はどことなく地味な存在ですが、暦便覧によると「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と陽気の発生により雪や氷がとかされていくと記され、春のきざしを具体的に表しています。土が湿り気を含みだすと水蒸気が立ちのぼり霞となり、やがて草や木々の芽吹きを誘います。この時期のひとしずくの潤いは新たな芽生えの鼓動につながっていくのです。

寒さもゆるんだと思えば厳しくなり、朝の服装選びに迷いますね。寒さ対策をしながらも春らしい装いを、と心がけていらっしゃる方も多いことでしょう。さて、コートの下の身体の準備はいかがですか?


茶の間に山盛り!蜜柑があれば撃退できそう?風邪ひきさんはいませんか?

冬の果物の代表、といえばやはり蜜柑(みかん)でしょうか? 蜜柑を積極的に食べていますか? 最近の蜜柑は果肉の房が大きくて果汁がゆたか、おまけに甘さもたっぷりで美味しいですね。なぜ冬場に蜜柑が出まわるのか?

美味しさもさることながら豊富なビタミンCには抗酸化力があり、その効能に目がいきがちですが、ほかにもビタミンAやE、カルシウム、カリウムなど多くのミネラルを含んでいます。現在はいつでも新鮮な野菜や果物が豊富に手に入りますが、かつては冬場といえば新鮮な食べ物の少ない時期。そんな時ビタミンや有機酸を摂取できる果物として、蜜柑は大切なものだったのです。あの甘く酸っぱい香りもまた魅力ですよね。

冬といえば蜜柑、最近ではそんな言葉も聞かれなくなりましたが、やはり食べるなら今。蜜柑の旬、うかうかしていると過ぎてしまいますよ。しっかり食べて春を迎えましょう。


蜜柑に負けない栄養豊富な小粒なヤツ!それは…落花生です!

落花生の原産は南米。江戸時代の初めに中国を経由して日本に伝えられました。だから「南京豆」ともいわれています。さやから外された豆だとピーナッツの方が一般的でしょう。さやの形は真ん中がくびれた独特な形。さやを割ると赤くて薄い皮を被った豆がふたつ重なり合うように詰まっています。茹でれば口あたりが柔らかなのが魅力ですが、手軽なのはやはり煎ったものでしょうか。

落花生の成分は脂質が約50%、タンパク質が約25%と栄養豊富。ビタミンEやBのほかにもカルシウム、リン、鉄といったミネラルも含み滋養に富んだ食べ物です。疲れて食欲のない時の栄養補給にはいいかもしれません。筆者の場合は、冬のスキーには必ずポケットにピーナッツを入れていきましたし、残業で忙しい時はちょっとつまんで空腹をしのぎました。ただ注意したいのは食べ過ぎです。栄養豊富ということは高カロリーでもありますから、ついつい後を引く魅力には気を付けてくださいね。


春のきざしが見えてきた今、こたつにも抜け出しがたい魅力があります

蜜柑も落花生も団らんの真ん中に欠かせない食べ物だったなぁと実感します。

「をとめ今たべし蜜柑の香をまとひ」 日野草城

「みかん吸ふ袋かぞえをたのしみて」 小川恭生

「億劫な手が落花生剥きにけり」 稲畑廣太郎

冬の人肌のぬくもりの中にたちあがる蜜柑やピーナッツの香り、なにかホッとする安心感を覚えます。賑やかに集う冬ごもり、静かに過ごす冬の夜、どんな時にもあると嬉しいのが蜜柑やピーナッツ。スナック菓子が豊富な今だからこそ、昔ながらの単純な味が一番美味しかった、と最近気が付きました、あなたはいかがですか?

穏やかな冬の日に、もうすぐ春が入りこんできます。

参考:

「日本食品標準成分表」文部科学省


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