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「厄落とし」をするなら今!厄年のあれこれを知って、福を呼び込む

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年の変わり目とされる節分も間近ですね。厄年にあたる人は、この時期にぜひ「厄落とし」をしておきましょう。古来、予期せぬ災厄が降りかかりやすい年齢とされる厄年ですが、人生の転機や変化のタイミングともいえそうです。今回は、厄年にまつわる歴史や意味合い、厄落としの種類や風習についてご紹介します。


3年間にわたって続く厄年。今年の厄年にあたるのは?

「人生山あり谷あり」「禍福は糾(あざな)える縄の如し」といわれるように、人の一生には物事がうまくいく時もあれば、思うようにならない時もありますね。なかでも厄年は、特にさまざまな禍、災厄が降りかかりやすい年齢とされています。起源は古代中国の陰陽五行説とされ、日本では平安時代にはすでに貴族の間で厄落としの行事が行われていたそうです。

現在も、厄年には災厄から身を護るために寺社へ参拝し、厄払いや厄除けの祈願をしてもらう風習がありますね。厄年は数え年とする寺社が多く、生まれた年が1歳で、誕生日ではなく元日に次の年齢になります。年齢の加算日は、立春の2月4日とする場合もあるようです。厄の年齢も地方によって違いがありますが、代表的な厄年を確認してみましょう。



◆2020年(令和2年)の厄年◆

【男性】

1997年(平成9年)生まれ 数え年24歳 前厄

1996年(平成8年)生まれ 数え年25歳 ★本厄

1995年(平成7年)生まれ 数え年26歳 後厄

1980年(昭和55年)生まれ 数え年41歳 前厄

1979年(昭和54年)生まれ 数え年42歳 ★大厄

1978年(昭和53年)生まれ 数え年43歳 後厄

1961年(昭和36年)生まれ 数え年60歳 前厄

1960年(昭和35年)生まれ 数え年61歳 ★本厄

1959年(昭和34年)生まれ 数え年62歳 後厄



【女性】

2003年(平成15年)生まれ 数え年18歳 前厄

2002年(平成14年)生まれ 数え年19歳 ★本厄

2001年(平成13年)生まれ 数え年20歳 後厄

1989年(平成元年)生まれ 数え年32歳 前厄

1988年(昭和63年)生まれ 数え年33歳 ★大厄

1987年(昭和62年)生まれ 数え年34歳 後厄

1985年(昭和60年)生まれ 数え年36歳 前厄

1984年(昭和59年)生まれ 数え年37歳 ★本厄

1983年(昭和58年)生まれ 数え年38歳 後厄



男性の本厄は、数え年で25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳で、このうち男性の42歳、女性の33歳は、特に注意が必要な年齢とされています。本厄の前後の年は、それぞれ前厄、後厄もあるので、本厄を含め前後3年間は注意が必要なのですね。女性の30代はほぼ厄年ということになりますが、結婚、出産、転職など、多忙な時期がまさに30代という方も多いのではないでしょうか。男性の厄年も、就職や転職、昇進、リタイアなど仕事関連の転機となる年齢に重なりそうですね。


「厄落とし」「厄払い」「厄除け」の違いとは

厄を避けるために行われる「厄落とし」。「厄払い」や「厄除け」という言葉も聞きますが、違いはあるのでしょうか。

「厄払い」は、「厄祓い」とも書くように、神社で行う厄災を取り除くお祓いのこと。祈祷によって、身についた邪気や穢れを祓うことを指します。「厄除け」は、主にお寺での祈願祈祷のこと。災厄から身を守るため邪気が寄り付かないようにする予防的な意味合いがあります。

「厄落とし」は、厄を祓い落とす行事のことをいいます。「厄払い」「厄除け」も総じて厄落としなのですね。風習としての厄落としには、身についた厄を品物に付着させて除くという意味から、日頃から身に付けている物をわざと落としたり捨てたりする地域もあるそうです。


厄落としは、いつまでにすればいいの?

旧暦では現在の節分(2月3日)が大晦日にあたる日でした。年が明けるまでに厄を除いて、心安らかに新しい年を迎えるために、厄落としは元旦から節分までにする風習がありました。そのため、現在も1月1日から節分までに行うのが良いとされているのです。特に日を定めないでお祓いをしてもらうことも一般的に行われていますが、厄年にあたる人はぜひ節分までに厄落としをしてみてはいかがでしょうか。

人生の通過儀礼として、現代の日本にも脈々と受け継がれている厄落とし。できることならトラブルは避けて健やかに過ごしたい!という人々の切なる願いを感じますね。

厄年は新しいことをはじめたり、大きな変化になることは避けた方がよいといわれていますが、人生の節目となる時期なので注意が必要という意味合いもあります。厄年ではなくても、不調を感じたら身近な寺社で厄払い・厄除けをしてもらうのも、福を呼び込むきっかけになりそうです。厄を落として、健康に注意しながら、前向きな気持ちで過ごしたいものですね。



参考文献

岡田芳朗・松井吉昭 『年中行事読本』 創元社


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