ようやく冬らしい、冷たい風の吹く日が増えてきました。冬のマラソンシーズンもここからが本番といったところですが、出場するマラソン大会がいつも同じという人も多いかもしれません。数年前までは1年にいくつものマラソン大会が誕生しましたが、最近はその流れも少し落ち着いていたようです。

ところがこの令和の時代、2020年には注目度の高い3つのマラソン大会が新たに始まります。まだエントリーが始まっていない大会もありますが、今年1年のマラソン計画のなかにぜひ組み入れてもらいたいので、今回は新設されるマラソン大会をご紹介します。

令和の時代に始まるマラソン大会に出場してみよう
令和の時代に始まるマラソン大会に出場してみよう

2020年に初開催となるマラソン大会

2020年に初開催となるマラソン大会は次の3つです。

・あおもり桜マラソン(2020年4月19日)

・長崎平和マラソン(2020年11月29日)

・みえ松阪マラソン(2020年12月20日)

この他にも、既存の大会にフルマラソンが追加されるケースもありますが、第1回大会として開催されるのはこの3つです。あおもり桜マラソンは4月開催ですので、すでにエントリーが始まっています。もう申し込んだという人もいるかもしれませんね。

第1回大会に出場するメリットは、そこから毎年出場し続ければ、「第1回大会から全部出ている」と自慢できることにあります。自己満足といえばそれまでですが、他の人がそう言うとちょっと羨ましく感じますよね。

かくいう筆者も、鹿児島マラソンに3年連続出場していますが、第1回大会は抽選落ちして出場できず、1回目から全部走っているという人が羨ましくて仕方ありません。この3つの大会は、そんな第1回からの連続出場を実現する、数少ないチャンスなのです。

とはいえ、どんな大会なのかわからないと興味もわかないと思いますので、それぞれの大会について、特長をご紹介していきます。

第1回からの連続出場記録を作るチャンス
第1回からの連続出場記録を作るチャンス

あおもり桜マラソン

開催日:2020年4月19日(日)

種目:10km/ハーフマラソン/フルマラソン

開催場所:青森県青森市

あおもり桜マラソンは、4月に青森市で開催されるマラソン大会です。この開催日前後に桜の開花宣言がされることも多く、青森に春を告げる新しい名物として定着しそうな大会です。今年は暖冬と言われているので、もしかしたら満開の桜並木の中を駆け抜けることができるかもしれません。

コースには青森ベイブリッジが含まれていますが、比較的フラットで走りやすい設定になっています。自己ベスト更新を狙いたいランナーさんにおすすめの大会です。

4月でも気温が低く冬マラソンのようなタイムを期待できます
4月でも気温が低く冬マラソンのようなタイムを期待できます

長崎平和マラソン

開催日:2020年11月29日(日)

種目:ファンラン/フルマラソン

開催場所:長崎県長崎市

長崎平和マラソンは、被爆75周年記念事業として開催されるマラソン大会です。フルマラソンの他にファンランも開催されますが、詳細はまだ検討中ということで、それらも含めて詳細が決まる3月に参加者募集が始まります。

景色が美しい海沿いを走るコースながら、アップダウンはそれほど厳しくないので、気持ちよく秋の長崎を駆け抜けることができます。

美しい海を眺めながら走ることができる大会です
美しい海を眺めながら走ることができる大会です

みえ松阪マラソン

開催日:2020年12月20日(日)

種目:フルマラソン

開催場所:三重県松阪市

三重県で唯一のフルマラソン大会となるのが、みえ松阪マラソンです。松阪牛で有名な松坂の街を駆け抜けるマラソン大会で、「食のおもてなし」を掲げていますので、もしかしたらエイドで松阪牛も……なんて、ちょっと期待したくなる大会です。

コースは緩やかな上りと下りが組み合わさっているため、ペースが掴みづらい設定になっていますが、どんどん移り変わる景色に、飽きることなく走り切れます。

どのマラソン大会も、走るだけでなく観光も楽しめる大会ですので、家族や友人を誘って「観光+マラソン」を存分に満喫してみてはいかがでしょう。

走りごたえのあるコース、しっかり準備をして挑みましょう
走りごたえのあるコース、しっかり準備をして挑みましょう