「遺言」は未来を見据えてよりよく生きるキッカケに!本日、遺言の日 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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「遺言」は未来を見据えてよりよく生きるキッカケに!本日、遺言の日

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写真はイメージです

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9マスユイゴンを書き終えた時の筆者の心のイメージ

9マスユイゴンを書き終えた時の筆者の心のイメージ

2020年です。年が明けて最初の日曜日、いかがお過ごしですか?ところで、本日1月5日は「遺言の日」。日本のみならず世界の様々な社会課題の解決に取り組んでいる公益財団法人日本財団が2016年に制定しました。家族が集まるお正月に、遺言について話し合う機会を持って欲しいという願いが込められています。お正月から遺言の話なんて縁起でもないと思いますか?だとしたら、その考えはもう古いのかも知れません。遺言について考えたり書くことは、自分の人生と向き合うことであり、未来を見据えてよりよく生きることに繋がると言われています。今回は、その遺言について簡単にご紹介します。


遺言を書くことのメリットとは?

それではまず、遺言とは何を書くものなのでしょうか。一般的には大きく4つあると言われています。「相続に関すること」「財産処分に関すること」「身分に関すること」「遺言の執行に関すること」。加えて、法的効力はありませんが、「自分の気持ち」を遺すこともできます。では、これらを書くことで、どんなメリットがあるのでしょうか。

まずは、自分自身の財産の見える化です。銀行、証券、保険、土地や不動産、債権や債務に関することをまとめて書き出し、目で確認することで全体の把握ができます。その際に、銀行の通帳や印鑑、証券などの保管についても整理が及びます。

次に、もしもの時に自分の意志が反映された形で、財産や気持ちを託したい人に渡すことができること。それによって、残された親族での財産争いを予防することにもなり得ると言います。遺言を残さずに最期を迎えた場合、法律に従って処理されるのですが、子どもを持たない夫婦や、事実婚の夫婦、おひとりさまなどは、法律の内容が意にそぐわない場合もあるので、正しい知識を持ち合わせておくことが必要です。

そして、実はこれが最大のメリットではないかと思うのですが、「人生の棚卸し」ができるということです。自分の思いや過去の経験、人間関係を見つめながら、未来のいつか来る最期の時を見据えて、相続や財産の処分を考えることは、自分の思いに深く分け入ることでもあります。しかも、遺言の中に「付言」という部分があり、自分の生き様や思いを書き記し、家族に伝えることもできます。相続するような財産はないと思っている方でも、自分の生き方を家族や友人などに言葉で残したいという方もいることでしょう。また、その付言が、法的効力のある本文の説得材料にもなるかも知れません。

ちなみに、日本の法律では15歳から遺言を書くことが認められています。しかし、先進国の中で日本人の遺言に対する意識は低く、欧米では亡くなる方の60〜80%がこの制度を利用していると言われているのに対し、日本は10%程度だそうです。皆さんはこの事実をどう感じますか?


気楽にトライ!9マス遺言を書いてみた

この記事を書くにあたり、遺言について調べていると、9マスを埋めるだけで遺言書ができるという「9マスユイゴン」なるものに出会いました。そこで、筆者も手順に従って遺言を書いてみました(詳細は下記の出典をご確認ください)。

「9マスユイゴン」は、「9マスの原理」を応用することで集中力が喚起され、更に空いたマスを埋めたくなるという気持ちが呼び起こされることで、遺言を書くことを後押ししてくれます。また、「9マスユイゴン」は、付言の部分、つまり自分の気持ちを伝えることに重点を置いた新しい形の遺言です。

筆者の場合は、法的に効力がある本文は「財産を誰に相続するのか」「遺言執行者は誰を指定するのか」を書くだけでした。その次に、正方形の9マス図形の中心には「私の思いと日付」を書き、それ以外の8マスに何を書くか、テーマを考え選びます。筆者は、家族、夢、仕事、趣味、友人、メッセージ、女性として、身体をテーマに選びました。続いて、それぞれのテーマを、更に新しい9マスを使って展開させます。中心の1マスにテーマを書き、周りの8マスにそれについて思いつくままに書きます。つまり、8テーマ×8マス=64マスに自分の思いを書いて深堀りするのです。最期に、深堀りした内容のうち、もっとも大切で伝えたいと思う内容をそれぞれのテーマから一つずつ選び、本文を書いた最初の遺言書の9マスに埋めます。

遺言を書いてみて、書き終わった後からの行動に変化を起こせそうだという感想を抱きました。作成の課程で自分自身を振り返ることで、これからの自分の行動に直結する思いやアイデアが浮かびます。特に、家族のテーマを深堀りすることで、改めて感謝の気持ちが湧き上がったり、伝えたいと思うことが意外とシンプルだったことに気づきました。また、仕事や趣味、夢のテーマでは重なる部分があり、何を優先してどのように時間を使うのかなど具体的に考えるきっかけとなりました。完成した遺言を眺めてみると、自分自身そのものが言語化されている、そんな風に感じました。

いかがでしたか?遺言に興味をお持ちいただけたでしょうか。なお、法的効力を持たせる方法や詳細については、下記などの専門書をお読みいただくか、専門家にお問い合わせください。

出典:「カンタンだけど法的効力もばっちり!90分で遺言書〜9マスのまんだらで人生をすっきり整理する」著者・塩原匡浩 ダイヤモンド社


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