12月も終盤に入り、一年がもうすぐ終わろうとしています。

冬至の12月22日(日)には、都内の多くの銭湯でゆず湯が実施されます。ゆず湯に入ると風邪をひかないとはよく聞きますが、ゆず湯はもともと邪気を払う禊として行われていたと言われています。一年の終わりにゆっくり疲れをとりながら、来年の無病息災を願ってみるのもいいかもしれませんね。今回は、ゆず湯の歴史と、ゆず湯イベントについてご紹介します。

ゆず湯で無病息災?

菖蒲、みかん、松など、日本にはその季節の植物をお風呂に入れてつかる「季節湯」という文化があります。その中のひとつである「ゆず湯」は、12月の冬至の日に入る季節湯です。奈良時代に中国からやってきたとされるゆずは、古くは薬用として使われていました。そんな歴史もあってか、「ゆず湯に入ると一年風邪をひかない」と言われています。風邪をひきやすいこの時期にぜひ入りたいお風呂ですよね。

それでは、いつ頃からゆず湯が定着したのでしょうか。

もともとお湯につかる習慣は、仏教が始まりとされています。それが後に一般の人々に広まり、江戸時代には銭湯が誕生しました。冬至にゆず湯に入るという習慣は、銭湯が誕生した江戸時代に始まったとされています。「冬至」と「湯治」、「ゆず」と「融通」がかけられて、「ゆず湯に入って融通が利くように(病気にならないように)」という願いがこめられているんだとか…。

今でも、冬至の季節になるとゆず湯が行われる銭湯や温泉がたくさんあります。次の日曜日は、ゆず湯で一年の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

<参考・参照>

毛呂山町

東京銭湯(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合)

高知県立大学:https://www.u-kochi.ac.jp/~health/hitikotomemo/story_yuzu.html

※画像はイメージです
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ゆずを譲って!キャンペーン(極楽湯・RAKU SPA)

日本全国各地に店舗をかまえる「極楽湯」「RAKU SPA」では、12月22日の冬至にゆず湯が行われます。ゆず湯の実施とともに開催されるのが、「ゆずを譲って!キャンペーン」。対象の店舗にゆずを持っていくと、入館無料券などがプレゼントされます。また、一部の店舗ではサンリオキャラクター「ぐでたま」とゆず湯がコラボしたお風呂や、柚子を使った餡かけうどんの販売など、その日・期間にしか楽しめないイベントも。

家族や友人とワイワイ楽しむもよし、一人でゆっくりと温泉につかるもよし! 今週末、足を運んでみてはいかがでしょうか。

■極楽湯・RAKU SPA:イベント内容

※対象店舗を公式サイトでご確認の上、参加条件とプレゼント内容については各店舗にお問い合わせください。

※ぐでたまとのコラボイベントの期間は、店舗によって異なります。

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都内各地の銭湯でゆず湯開催!

都内各地の銭湯では、冬至の日になるとゆず湯が行われます。また、地域によってはゆず湯の実施と同時期に、スタンプラリーイベントも開催されています。銭湯をあまり利用しない方も、この機会に銭湯に足を運び、各地の銭湯それぞれのゆず湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。

他にも、料金の割引やプレゼントなどのキャンペーンを行っている地域もあるので、お近くの銭湯を調べてみるのもいいかもしれませんね。

■東京銭湯(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合)

ゆず湯

スタンプラリー

<注意事項>

■写真はイメージです

■各イベントの営業日時・料金・内容は、お出かけ前に公式サイトなどで最新の情報を必ずご確認ください

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