スポーツの秋だけあり、スポーツのビッグイベントが他競技にわたって開催されています。また、日本国内でもプロ野球の日本シリーズが10月19日から開催されますね。どのイベントを見ようか、どのチームを応援しようか、どの選手に注目したらよいか……、目移りしちゃいますね。
テレビなどの身近なメディアでスポーツイベントを見る時間が多くなると、日本代表選手だけでなく、さまざまな国名を目にすることになります。そうした機会に、小さなお子さんがいるご家庭では、リビングに世界地図を貼って遠い国や地域に親子で親しむ機会にしませんか?
今回は、子どもと一緒に地図に楽しく親しむためのヒントをご紹介します。

スポーツの秋だけあり、ビッグイベントが多数開催されいます!
スポーツの秋だけあり、ビッグイベントが多数開催されいます!

リビングに大きな地図を貼ろう

まずは、書店で購入できる世界地図を用意して、リビングの壁に貼りましょう。もっともおすすめの場所は、テレビの近く。もし無理であれば、テレビを見ている時にすぐに確認できる場所に貼るようにします。
初めて触れる地図は、子ども用の学習ポスターの中から選ぶとよいでしょう。地図のタイプは、情報量が多すぎず、国の形や国名がはっきりわかるシンプルなものがおすすめです。
「地図帳を置いておいてもよいのでは? 」という意見もあるかもしれませんが、わざわざ本のページを開くのは意外と面倒なもの。子どもさんに地図に親しむことを習慣化してほしいのであれば、壁に貼ったほうがよいでしょう。

遊びながら、地図に親しもう

テレビに国名が出てきたら、はじめのうちは「〇〇はどこにあるのかな? 」「あった、あった。ここかぁ! 」などと、親御さんが楽しそうに地図を確認している様子を見せましょう。
また、テレビで国旗が表示されている場合、知的好奇心や吸収力が高いお子さんは、大人が驚くスピードで国旗を覚えてしまう力をもっているので、その国の国旗の特色や色、デザインを確認するようにしましょう。
ここでもっとも重要なポイントは、子どもに教え込んだり、覚えさせたりしないこと。親御さんが楽しそうに地図や国旗を見ていれば、そのうち子どもは自然に興味を持ち始めます。まずは焦らずに、その瞬間を待ちましょう。
子どもが地図に興味を持つようになったら、自分でも地図を見て国名を探してみたいと思うようになるはずです。「どちらが先に○○を見つけられるかな? よーいドン! 」などと、ゲーム感覚で楽しく地図に親しみましょう。国の形を見ながら、なにの形に見えるのか、クイズを出し合ったりするのも楽しいですよ!

図鑑の活用で、楽しさ広がる!

地図と同時に、ぜひ用意してほしいのが、世界の国について、詳しく知ることのできる図鑑です。いろいろな出版社から販売されていますが、写真などのビジュアルが豊富なタイプがおすすめ。眺めているだけで、さまざまな国や文化のイメージを拡げることができます。
「あの国は、どんな国なんだろう?」そんなふうに感じた瞬間に、子どもが自分自身で開くことがある図鑑が近くに一冊あると、とても便利です。
これを活用する際も、まずは、リビングの手に取りやすい場所において、本を開くのを楽しんでいる親御さんの様子を見せることからはじめましょう。
小さいうちから地図に慣れ親しんだ子は、学校で世界地理を学ぶ時期がきた時にも、導入がスムーズに進みます。「知っている!」と思えることがあることで、自信が持て、新しい知識を得ることを楽しむことができるでしょう。
スポーツの秋にふさわしく、世界のトップ選手の活躍を見られるこの機会に、親子で地図に楽しく親しんでみては!