料理にも「チョコレート効果」──隠し味にチョコレート!

2019/09/15 17:00

毎日一粒食べるため、かばんにチョコレートを忍ばせていたものの、気づいたら暑さで溶けてしまった……という夏の苦い経験をもつ人も多いのでは? 最近、チョコレートの主成分カカオが脚光を浴びていて、スポーツ、勉強、仕事などさまざまなシーンでの「チョコレート効果」が評価されています。 なかでも「カカオ〇%」表記されたハイカカオ・チョコレートは、美容、健康の一助になるとして、いまや「甘いお菓子」というより、健康に有益な食材として見直されつつありますね。 今回は、そんなハイカカオ・チョコレートについて学びながら、料理の隠し味に使いたい「チョコレート効果」をご紹介しましょう。

脚光を浴びるハイカカオ・チョコレート
脚光を浴びるハイカカオ・チョコレート
「神々の食べ物」だったカカオ ここ最近、チョコレートの主成分であるカカオに含まれるポリフェノール(カカオポリフェノール)の栄養価が注目を集めていますが、その高い栄養価・覚醒作用・疲労回復効果……は太古から知られるものでした。 カカオの木の学名「テオブロマ・カカオ」、「テオブロマ」とはギリシア語で「神々の食べ物」。またカカオは通貨として使われたこともあり、身分の高い者しか口にできない貴重なものだったそうです。 日本でのハイカカオブームの火付け役は1989年4月に発売された、明治製菓の「チョコレート効果」。現在もロングセラーを更新している人気商品ですね。 そして、1989年から30年。長らく甘いテイストのチョコレートが人気を博していましたが、最近では少し苦味の効いたハイカカオ・チョコレートに大きな注目が集まっており、カカオの効果を特集したテレビ番組などが数多く放映されているほど。
カカオ
カカオ
チョコレートは大人の食べ物? 定義として、カカオ70%以上のチョコレートをハイカカオ(高カカオ)チョコレートと呼びますが、今は空前の「(ハイカカオ)チョコレートブーム」といわれています。 カカオ「70%」「72%」「86%」……「99%」……。 かつて苦いチョコレートといえば、ブラックチョコレートやビターチョコ……でしたが、これらのカカオ含有量はおよそ40%。 つまり、ブラックチョコレートやビターチョコに慣れた人がハイカカオ・チョコレートを食べた場合、「70%」でもかなり苦く感じるかもしれません 一方で、この「苦味」と「おいしさ」に慣れてくると不思議とクセになり、どんどんカカオ含有量がアップしていく傾向にもあるそうです。また、ハイカカオ・チョコレートが普及するにつれ、これまでチョコレートを食べようとしなかった層にもチョコレートが受け入れられている傾向が強まっているようです。
とんでもなく苦そう……
とんでもなく苦そう……
カレーの隠し味にチョコレート? おいしいだけでなく、美容や健康、スポーツや仕事などの集中力を高めるなど、さまざまな働きが話題になっているチョコレートですが、料理の隠し味として使用する人が多いことをご存じでしょうか? 例えばカレーにチョコレートを加えることによって、ほんのりとした甘みが出るとともにコクが深まり、辛味がマイルドになるということです。意外に思うかもしれませんが、隠し味にチョコレートを少量入れることで、「プロが作るような高級カレー」に近づけるというのですから、試してみる価値はありそうですね。 隠し味にチョコレートを使用する際のポイントをまとめてみましょう。 【カレーの隠し味にチョコレート】 ・使うチョコレートの分量の目安は、4食分を作った際の鍋に対し、チョコレート1カケから2カケ。鍋の大きさや分量にもよるので、まず1カケ入れてみて味見をし、コクが足りないようならさらに足して調整していきましょう。 ・チョコレートを入れるタイミングは、カレーのルーを入れるタイミング。この時、必ず火を止めること。火を止めないままだと、カレーやチョコレートが固まり、なめらかに溶けないことがあります。あらかじめ、チョコレートを電子レンジなどで軽く溶かしておくといいですね。 ・チョコレートの種類によって風味が変わります。おすすめは市販されているミルクチョコレートですが、ピーナッツやレーズン、お酒入り、ホワイトチョコレート……などを使用すると風味がよりアップするといわれています。 味見しながら、自分好みに甘みやコクを加減できるのも楽しいですね。隠し味としての「チョコレート効果」はカレーの他に、シチューなどの煮込み料理などにも応用できるようです。
賢く健康的に、おしゃれに…… 海外の菓子メーカーも含め、おしゃれでハイセンスなハイカカオ・チョコレートが続々と販売されています。だからといって、食べすぎは要注意です。 1日に食べる高カカオのチョコレートは50g以内、できれば25gくらいが理想といわれていますが、板チョコ1枚分が100gなので、半分から4分の1枚くらいとなります。 また、ポリフェノールの効果は食べてから数時間後に発揮されるため、まとめて食べるのではなく分散して食べるのがポイントのようです。 チョコレートが、煙草やお酒のような嗜好品としての立場を確立した、ともいわれています。秋は何か新しいことにトライするのに最適な時期ですが、運動やストレッチを始める、資格取得に挑戦する、「芸術の秋」を満喫する……といったそれぞれのシーンで、賢く、健康的に、そしておしゃれに……チョコレートを上手に活用していきたいものですね。

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