来年の今日から東京オリンピックが始まりますね。 国外から多くの人が訪れるオリンピックに備えて、簡単な英会話くらいはできるようにしておきたいものですが。夏休み期間中は学校に通っているときと比べて、自宅でゆったり過ごす時間が多くなります。どこかに出かけるのもよいのですが、子どもたちと一緒に何かに挑戦してみるのはいかがでしょう。
そこで、今回おすすめしたいのが、子どもと楽しむ英語の読書です!
ハードルが高そうにも感じる親御さんもいらっしゃると思いますが、適切な本を選べば英語が苦手な大人でも、英語に触れたことのない子どもでも十分に楽しめますよ!

英語の絵本を選ぶコツ

英語で読書をするなら、最初は簡単な本から読み始めましょう。
でも、その選び方は非常に難しく、書店に行って手当たり次第に本を選ぶことは、あまりおすすめできません。実はひと口に絵本といっても、その難易度はさまざまなので、選び方を間違えると日本人にとっては、難しいと感じてしまうことも多いようです。
そこで、初めて英語の絵本を手に取る人におすすめしたいのは、イギリスやアメリカの子どもたちが、読み方を学ぶために使う絵本のシリーズ「Leveled Readers」です。
読み手のレベルに応じたレベル分けがされていて、読み進めていくうちに自然とレベルがあがっていく仕掛けになっています。また、ひとつのレベルにかなりの冊数があるので、自分が納得いくまで、同じレベルにとどまれるのもよいところ。同じような表現が繰り返し出てくるので、知らず知らずのうちに、よく使う表現を身につけることができます。
Leveled Readersは、さまざまな出版社から出されていますが、ここでは、日本で特に人気のある「オックスフォードリーディングツリー(オックスフォード大学出版局)」をご紹介します。

初心者におすすめの「オックスフォードリーディングツリー」

オックスフォードリーディングツリーは、もともとイギリスの小学校で使われている国語の教科書で、外国語として英語を学ぶ人にも広く愛されているシリーズです。
子どもたちが本に親しめるようにと、10段階のステージ(ステージ1からステージ9)にレベル分けされ、もっとも簡単なステージ1は文字のない絵本になっています。
初めて英語をスタートさせる場合には、簡単なセンテンスが繰り返し出てくるステージ1+がおすすめです。各話8~12ページの短いお話で、英語がわからなくても絵を見れば話の内容がわかり、十分に楽しめます。
やってみたいなと思えるようなイタズラや、クスっと笑えるオチが盛り込まれているのも、このシリーズの魅力のひとつ。レベルがあがるごとに内容も面白くなっていきます。日本向けにCDの音声つきの本も販売されています。

eBOOKで、英語の絵本を経験!

そうはいっても、子どもが気に入るかもわからないのに、いきなり英語の本を購入するのは、勇気がいりますよね。そんな方におすすめしたいのが、今回ご紹介する Oxford Owl というサイトです。
会員登録さえすれば、オックスフォードリーディングツリーを含む150冊もの英語の本(eBOOK)を無料で読むことができるんですよ!
さらに、音声も聞くことができるので、発音に自信がないパパやママも子どもと一緒に楽しむことができますね!
「Oxford Owl for Home」からサイトに入り、会員登録を済ませたら、まずはこちらのレベルの低めのところから、お子さんが興味を持ちそうな本を一緒に読んでみましょう。この時のコツは、わからない言葉があっても、辞書などは使わないこと。絵から想像して楽しみましょう。
また、文法や言葉の意味などの細かい解説も不要です。そうすることで、子どもは英語の語感に自然に親しむことができますよ。

── 2020年から、いよいよ小学校英語が教科として正式にスタートします。まずは、読書からスタートして、子どもたちに「英語は楽しい!!」と感じてもらえるとよいですね。