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明日6月6日より、二十四節気の「芒種」。芒種は、節気の中でももっともマイナーな節気ではないでしょうか。ちょうど本州が入梅する時期にあたり、だったらいっそ節気も「芒種」じゃなくて「梅雨」にしたらいいのに、という声もよく聞かれます。言い分はわからなくはありませんが、芒種には実は深い意味があるのです。芒とは、イネ科の中でも穀類として食用になることの多い花・種子の外殻にある、概ね固い針のような毛・棘「ノギ」のある種類のこと。ですから、「芒種」とは、多くのイネ科の植物の穂が成熟して実=種子が出来る頃を意味します。ほとんどの歳時記で「イネ科の作物の撒種をする頃」としていますが、これは厳密に言えば間違いです。二十四節気や七十二候で農事そのものが表されることはないからです。
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