新緑の匂い立つ、素敵な季節になりました。5月といえば……人によっては、花粉症が落ち着く時期ですが、ワンちゃんたちにとっては、犬の花粉症が始まる時期なのです。なぜなら、5月~10月の時期にブタクサなどの花粉が多く飛散し、反応してしまうワンちゃんたちが増加傾向に。犬の花粉症はどのような症状で、対策はどうすればよいのでしょうか?
そこで、「犬も花粉症になるの?〈犬の花粉症の症状、花粉症の対策6つ〉」について、みていきましょう!

ワンちゃんがくしゃみをしたら、もしかして花粉症?
ワンちゃんがくしゃみをしたら、もしかして花粉症?

犬の花粉症の症状とは?

犬が花粉症になると、どんな症状がでるのでしょうか? 早速、症状例をみていきましょう。
●犬の花粉症の症状例●
・くしゃみ
・鼻水、鼻づまり
・目や耳のかゆみ、皮膚のかゆみ
・目やに、目の充血
・発疹……など
犬にも花粉症になりやすい犬種がいます。
●花粉症になりやすい犬種●
・柴犬
・フレンチブルドッグ
・プードル
・テリア種
・レトリーバー種など
花粉症で病院に連れて行くと、どのような治療がされるのでしょうか?
●症状が軽い場合●
ステロイドや抗生剤などが処方されます。長期的な使用は、できません。
●症状が重い場合●
アレルギー性疾患の治療に用いられる脱感作療法が行われ、花粉症の原因となる抗原を投与してアレルギー体質の改善に。
人間の花粉症と同じような症状が犬にも出るんですね。お散歩から帰宅して、体の一部をかく、赤くなっているなどの症状がみられたら、花粉症の可能性が高いですので、動物病院へ行きましょう。血液検査で、アレルギーの原因が特定できますよ。

なんだかかゆい……。
なんだかかゆい……。

犬の花粉症対策6つ

愛犬が花粉症にならないように、対策はどうすればよいのでしょうか?
●お散歩は、花粉が飛散する時間帯を避ける●
一日のうち、午前中に花粉が多く飛散しますので、午前中のお散歩はなるべく避けてあげてください。また、お散歩中も花や植物に近づかないように注意しましょう。
●お散歩は、ブタクサが飛散するエリアを避ける●
ブタクサなどの植物が多く生えている草むらには、多くの花粉が飛散しているので、お散歩では避けてください。草むらにワンちゃんが入ると、体中に花粉がついてしまい、症状が悪化してしまいます。
●花粉防止スプレーを活用●
花粉症グッズといえば、「花粉防止スプレー」です。お散歩前に「犬用の花粉症スプレー」をワンちゃんにスプレーしてあげれば、付着する花粉を減らせますよ。

花粉をドッグウェアでブロック!
花粉をドッグウェアでブロック!

●ドッグウェアを着せる●
花粉が毛に付いてしまうのを避けるために、ドッグウェアを着せてあげましょう。花粉を付着させない効果のあるウェアなどを、取り入れてみてはいかがでしょうか?
●シャンプーやブラッシングを●
お散歩から帰宅したら、花粉を落とすために手足を洗ってあげましょう。定期的なシャンプーやブラッシングも効果的!
●こまめなお掃除&空気清浄機●
室内では、こまめに掃除機やぞうきんがけなどで、床掃除をしてください。空気清浄機を併用すると、さらに〇です。
参考
わんちゃんホンポ「犬の花粉症は皮膚に出る!症状と対策【獣医師監修】」(株式会社ピーネストジャパン)
pepy「犬も花粉症になる!症状と対策は?薬治療は必要?」(pepy株式会社)

ブラッシングで花粉を取り除こう
ブラッシングで花粉を取り除こう

花粉症は本当に、つらいですよね……もし、愛犬も同じ思いをしていたら……。飼い主さんもワンちゃんたちも、花粉で苦しまないために、できる対策から取り入れみましょう。そして、花粉に負けない快適な生活がおくれるようにしたいですね!

ワンちゃんのためにも、お掃除は大切です!
ワンちゃんのためにも、お掃除は大切です!