風薫る5月。一年でこの時期がもっとも好きという方も多いことと思いますが、初夏の花といえば……雨粒がキラリと光る紫陽花(あじさい)を思い浮かべる方も多いのですよね?
紫陽花の花言葉のひとつに「辛抱強い愛情」がありますが、まるで「梅雨の雨になんか負けない」という心意気を感じる花言葉ですが、そのほかにも「浮気」や「自慢家」、「あなたは美しいが冷淡だ」や「あなたは冷たい」などの花言葉も。「辛抱強い愛」とは、相反する花言葉ですね(笑)。
そこで今回は「京都府、滋賀県“紫陽花の名所”情報!」をご紹介しましょう!

初夏の花といえば……紫陽花
初夏の花といえば……紫陽花

三千院/京都府京都市左京区

延暦年間(782〜806年)に伝教大師最澄が比叡山東塔南谷に開いたのが起源といわれる、京都市左京区にある天台宗のお寺「三千院」。周囲は自然豊かな山々のなかに位置しています。
6月中旬~7月中旬には、30種1万株の紫陽花が境内に咲き誇り、「三千院あじさい祭り」が開催されますよ♪ おススメは、抹茶とお茶菓子がいただけ、庭園を眺められる抹茶席です。ぜひ足を運んでみては。
三千院
■所在地/京都府京都市左京区大原来迎院町540
■アクセス/【電車】JR「京都」駅から京都バスで1時間「大原」バス停下車徒歩10分
■見頃期間/6月中旬~7月中旬
※営業時間や詳細情報、イベントなどは諸事情により変更される場合もありますので、お出かけの際は事前に天台宗京都大原三千院オフィシャルサイトをご確認ください

30種1万株の紫陽花が咲き誇る「三千院」
30種1万株の紫陽花が咲き誇る「三千院」

善峯寺/京都府京都市西京区

平安中期の長元2(1029)年、源算上人により開かれ、春は桜、秋は紅葉として有名な「善峯寺」。6月中旬~7月上旬には、紫陽花が見られますよ。6月上旬からサツキも開花します。
3000坪の白山あじさい苑では、セイヨウアジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイなどの20種8000株の鮮やかなピンクや紫の紫陽花で埋め尽くされます。国指定重要文化財「多宝塔」や「大元帥明王軸」、国指定天然記念物で、樹齢600年以上の全長37メートルの五葉松である「遊龍の松」などもあり、紫陽花鑑賞のついでに立ち寄ってみましょう!
善峯寺
■所在地/京都府京都市西京区大原野小塩町1372
■アクセス/【電車】JR「向日町」駅・阪急「東向日」駅から善峰寺行きバスで30分バス停「善峯寺」下車徒歩8分
■見頃期間/6月中旬~7月上旬
※営業時間や詳細情報、イベントなどは諸事情により変更される場合もありますので、お出かけの際は事前に善峯寺オフィシャルサイトをご確認ください

20種8000株の鮮やかなピンクや紫の紫陽花が咲く「善峯寺」
20種8000株の鮮やかなピンクや紫の紫陽花が咲く「善峯寺」

余呉湖/滋賀県長浜市

滋賀県長浜市にあり、天女の羽衣や龍神や菊石姫の伝説で知られている神秘の湖「余呉湖」にある、「余呉湖あじさい園」。6月下旬~7月上旬には、湖畔沿いに1万株の紫陽花が咲き、美しい景観を見せてくれます。
湖畔には遊歩道が完備され、レンタサイクルも利用できるので、心地よい風に吹かれながら、紫陽花鑑賞をししつサイクリングを楽しむのもいいですね♪
余呉湖
■所在地/滋賀県長浜市余呉町・余呉湖畔
■アクセス/【車】北陸自動車道「木之本IC」から車で15分
■見頃期間/6月下旬~7月上旬
※営業時間や詳細情報、イベントなどは諸事情により変更される場合もありますので、お出かけの際は事前に余呉観光情報オフィシャルサイトをご確認ください

1万株の紫陽花が咲き美しい景観の「余呉湖あじさい園」
1万株の紫陽花が咲き美しい景観の「余呉湖あじさい園」

全長寺/滋賀県長浜市

紫陽花とだるまで有名な「全長寺」では、6月下旬から7月中旬の時期になると、境内にある約20ヘクタールの土地に、色とりどりの約50種1500株の紫陽花が咲きます。
境内には、滋賀県の重要文化財指定されている「本堂」、余呉町の重要文化財に指定されている「庫裡」があります。江戸時代に造られた庭園も見もの♪ そして、ギョロとした大きな目が特徴的で迫力がある150年前の「達磨大画像」も。こちらは紫陽花とあわせて必見の観賞スポットです。
全長寺
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■所在地/滋賀県長浜市余呉町池原885
■アクセス/【車】北陸自動車道「木之本IC」から車で15分
■見頃期間/6月下旬~7月上旬
※営業時間や詳細情報、イベントなどは諸事情により変更される場合もありますので、お出かけの際は事前に曹洞宗・久澤山 全長寺オフィシャルサイトをご確認ください

色とりどりの約50種1500株の紫陽花が咲く「全長寺」
色とりどりの約50種1500株の紫陽花が咲く「全長寺」