防災や減災に対して、家族で考えてみましょう

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2016年4月14日と16日に、熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震が発生しました。最大震度7を観測した地震は2011年3月11日の東日本大震災以来のことで、熊本県や大分県を中心に広い範囲で家屋の倒壊や土砂災害が発生しました。
大地震が発生した時にどのように行動したらよいか、防災や減災に対して日頃からできる備えについてご紹介したいと思います。

熊本城、今秋には大天守の外観復旧が完了する予定。特別公開も。

熊本地震から3年が経ちますが、熊本市では震災復興計画に基づき、一日も早い復旧・復興を目指して様々なプロジェクトに取り組んでいます。被災者の安心した日常生活を支えるための「地域支えあいセンター」の設置や、公営住宅の提供、宅地の復旧支援なども進められています。
また、大規模災害を想定した「震災対処実動訓練」を実施するなど、防災や減災に向けた取組みを強化しています。
地震で甚大な被害を受けた熊本城は、全体の復旧期間は約20年と見込まれているものの、天守閣や飯田丸五階櫓などの復旧工事が計画的に進められ、今年10月には熊本城天守閣の大天守の外観復旧が完了する予定です。それを記念して、10月5日から特別公開第1弾がスタートします。

地震発生時、身の安全を守ることが最優先

地震はいつどこで発生するか分かりません。
ただ、気象庁の緊急地震速報を活用することで強い揺れがくることを事前に知ることができます。緊急地震速報は、震度5以上が予想されたときに発表されますが、緊急地震速報を見聞きしてから強い揺れがくるまではわずかな時間しかありません。慌てずに身の安全を確保するようにしてください。
揺れが収まったら、火の元を確認し、部屋の戸や玄関のドアを開けるなどして避難ルートを確保しましょう。パニックにならないように、日頃から地震発生時の行動(その場に応じた身の守り方)を覚えておくと安心です。
【地震発生時の行動】
<屋内>
・頭を保護して、丈夫な机の下など安全な場所に避難
・慌てて外へ飛び出さない
・無理に火を消そうとしない
<屋外>
・ブロック塀から離れ、看板や割れたガラスなどの落下に注意して、鞄などで頭を保護する
・エレベーターではすべての階のボタンを押して、最初に止まった階で降りる
・スーパーやコンビニでは陳列棚から離れ、買物カゴなどをかぶって身の安全を確保する
<自動車運転中>
・ハザードランプを点灯し、周りの車に注意を促す
・緩やかに速度を落として、道路の左側に停止する

防災や減災への備え。日頃からできることは?

地震による被害には、津波を除くと、建物倒壊、火災の発生、土砂崩れ、液状化現象などがあります。
今回は、主に建物倒壊による被害を防ぐために、家の中の安全対策や、避難する際に日頃からできる備えについてご紹介します。①部屋の点検をして安全対策を
居間や台所などを入口から見渡したり、寝室に寝転んでみましょう。そうすると、地震の揺れで倒れたり、落ちてくる物が何かを確認しやすくなります。危ないと思う所について対策を考えてみると良いですね。
・家具類は、ストッパーやポール式器具、ワイヤーなどで固定する
・開き戸は、中の物が飛び出さないように耐震ロック(耐震ラッチ)などをつける
・窓ガラスには飛散防止フィルムを貼る
・寝ている時はカーテンをひく日頃から、災害時に必要な物をまとめておきましょう。飲料水や食料品、貴重品、救急用品などの他に、常備薬や眼鏡など無いと困る物を確認しておくことが大切です。食料品や日用品は、日常生活の中で消費しては買い足す備蓄方法であるローリングストック法がオススメです。
(避難や救助を求める時に必要な物の一例)
・軍手(革手袋):瓦礫やガラスをかき分けるため
・笛:建物や家具の下敷きになった場合に救助を求めるため
・ストール:怪我をした時の三角巾代わり、防寒対策などのため
・スリッパ(スニーカー):ガラスの破片などによる怪我を防ぎ、避難を可能にする
・LEDのヘッドライト:両手が空くので避難に便利災害時は、携帯電話がつながりにくくなることがあります。安否確認には、「災害用伝言ダイヤル(171)」や携帯電話のインターネットサービスを利用した「災害用伝言板」などを利用しましょう。
これらのサービスは、毎月1日と15日、1月1日~3日、防災週間(8月30日~9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日~21日)に体験することができますので、準備しておくと安心ですね。
また、避難場所や避難ルートなどを防災マップ(ハザードマップ)で確認し、家族で話し合っておきましょう。避難ルートについては、昼だけでなく夜はどの程度暗いのか確認しておくと、不安になることなく避難できると思います。

地震などの災害による被害を少なくするために重要なのは、自分の身は自分で守る「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合う「共助」、国や地方公共団体などよる「公助」です。中でも、自分が無事でなければ周りの人を助けられませんので、自分の身の守り方を知っておくことがとても大切です。
いざという時に慌てないために、気象情報や防災情報をこまめに確認し、防災や減災に対して日頃からできる備えについて、家族や友人と考えてみてはいかがでしょうか。

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