春は桜と菜の花の見事な競演が楽しめるスポットも多いですが、桜は見頃が短いため、つい「見逃してしまった!」なんてこともありますよね。その桜の「はかなさ」がまた日本の美でもあるのですが、それと比べて長い期間満開状態の花畑を楽しむことができるのが「菜の花」です。そこで今回は中国・四国地方でオススメの絶景の菜の花畑を4つご紹介します。
今年は例年より開花が早めとも言われています。tenki.jpでは「桜開花情報」も発信していますが、菜の花の開花状況については各HPを事前にチェックしてからお出かけくださいね。

四万十川にかかる沈下橋と菜の花
四万十川にかかる沈下橋と菜の花

笠岡湾干拓地・道の駅笠岡ベイファーム(岡山県)

道の駅笠岡ベイファームに隣接する広大な花畑。3月~4月にかけては約1000万本の菜の花が一面を埋めつくします。この岡山県屈指の花の楽園では、5月はポピー、夏はひまわり、秋には約3000万本ものコスモスが咲き誇り、四季を通じて圧巻の風景が楽しめます。
道の駅では、地元でとれた新鮮な農産物や加工品のほか、笠岡諸島周辺などでとれた魚介類が並ぶ水産物コーナーも人気で、バラエティ豊かな直売所はいつも多くの人でにぎわっています。
笠岡湾干拓地・道の駅笠岡ベイファーム
●所在地:岡山県笠岡市カブト南町245-5
●アクセス:山陽自動車道「笠岡IC」から車で約20分
※開花情報など、詳細は「笠岡市観光連盟」の公式HPをご確認ください

道の駅「笠岡ベイファーム」の菜の花畑
道の駅「笠岡ベイファーム」の菜の花畑

江田菜の花の里(徳島県)

棚田の風景がひろがる神山町の江田地区は、3月~4月にかけてその棚田が菜の花の黄一色に染まります。黄色く染まる石積みの棚田は、まさに日本の原風景そのもの!
地域の活性化のため、地元の住民らが、地区をあげて菜の花畑づくりに取り組む「おもてなし」の心が伝わる美しい風景がそこにはあります。
山間に位置することもあり、なだらかな斜面に覆い尽くされた菜の花は、次々と景観が変わるので、ぜひ棚田と棚田の間を散策してみてくださいね。
江田菜の花の里
●所在地:徳島県名西郡神山町上分字江田
●アクセス:JR「徳島駅」から車で約60分
※開花情報など、詳細は「神山町役場」の公式HPをご確認ください

なつかしい山里の風景がひろがる「江田菜の花の里」
なつかしい山里の風景がひろがる「江田菜の花の里」

五郎河川敷(愛媛県)

広大な土地に約350万本の菜の花が咲き、一面に広がる黄色い絨毯がどこまでも続くその景色は圧巻です。菜の花畑の中には小道が作られていて散策しやすくなっているので、写真撮影にもぴったり!
3月10日(日)には、地元の方々による「五郎菜の花まつり」も開催され、野菜の即売会のほか、まきも行われますので、詳細は公式サイトで確認してからお出かけください。
五郎河川敷
●所在地:愛媛県大洲市五郎河川敷
●アクセス:松山自動車道「大洲IC」から車で約10分
※開花情報など、詳細は「大洲市観光協会」の公式HPをご確認ください

昨年の西日本豪雨では甚大な被害をうけた大洲市ですが、今年も菜の花が元気に春の訪れを告げています!
昨年の西日本豪雨では甚大な被害をうけた大洲市ですが、今年も菜の花が元気に春の訪れを告げています!

入田ヤナギ林菜の花(高知県)

日本最後の清流とうたわれる四万十川沿いにつづく約2キロのヤナギの自然林の足もとに、約1000万本の菜の花が咲き誇ります。
3月24日(日)までの土・日・祝日は「菜の花まつり」が開催され、ご当地物産展のほか夜にはライトアップなど、さまざまなイベントが行われますので、詳細は公式サイトをチェックしてからお出かけください。
四万十川の清らかな水と、さわやかな春風にゆれる菜の花を、ゆっくりと散策をしながら楽しんでくださいね。
入田ヤナギ林菜の花
●所在地:高知県四万十市入田
●アクセス:高知自動車道「四万十町中央IC」から車で約60分
※開花情報など、詳細は「四万十市観光協会」の公式HPをご確認ください

ヤナギの自然林をうめつくす1000万本の菜の花
ヤナギの自然林をうめつくす1000万本の菜の花