今日で2月も終わりです。明日から3月ですが、3月といえば卒業式、花粉症、ホワイトデー、桜前線……といろいろなキーワードが連想されますね。なかでも年度末の時季でもありますので、4月から新天地で新生活を始める方も多いのではないでしょうか。
引っ越しに際しては、やるべきことが山ほどあって、どれから手をつけてよいのかわからなくなってしまいがち。そこで、本格的な引越しシーズンが始まる前に、やっておくべきこと(To Do リスト)をまとめてみました。

計画通りに引越しが終えられるように、事前の準備をしっかりと!
計画通りに引越しが終えられるように、事前の準備をしっかりと!

引っ越しが決まったら、まずやるべきこと

不動産管理会社への退去連絡
入居時に交わした「賃貸借契約書」で退去連絡の期日を確認し、不動産会社へ連絡を入れましょう。うっかり忘れて期日より遅れてしまった場合、通常より多くの家賃を支払わなくてはならなくなってしまうことも。引っ越しが決まったら、早めに連絡するのがベストです。
引越し業者探し
3~4月の引っ越しシーズンは予約が殺到するため、希望した日時に予約が取れないこともあります。計画通りに引っ越しを進めるためには一刻も早く引越業者を選定し、予約を取ることです。多くの引越業者は無料の訪問見積りをしてくれます。早めに予約することで、料金が安くなることもあるようですので、引っ越し先の住所・引っ越しの希望日・引っ越し先に持って行く物が決まったら、早めに引越業者を選定しましょう。

引っ越しが決まったら、まずは業者に見積もり依頼を!
引っ越しが決まったら、まずは業者に見積もり依頼を!

ライフライン・車に関する手続き

電気・ガス・水道などの移転手続き
入居日が決まったタイミングで、現在の住まいの電気・ガス・水道の廃止手続きと、新しい住まいの開始手続きを行います。最近では、ほとんどの会社がインターネットによる手続きを受け付けているので、詳しくはHPを確認しましょう。
郵便物の転送
最寄りの郵便局に転居届を提出すると、旧住所あての郵便物を1年間、新住所に転送してくれます。この手続は、インターネットでも受け付けています。
インターネット回線の移転
インターネット回線は開通工事を伴うケースがほとんどのため、引っ越し先でもすぐにインターネットを利用したい方は、早めに工事予約を取ることをおすすめします。
銀行など金融関係の住所変更
銀行やクレジットカードなどの住所変更も忘れずに行いましょう。
車を所有している場合
運転免許証の住所変更:警察署または運転免許試験場
自動車保管場所証明書の申請:警察署
自動車車検証の住所変更:陸運支局 ※軽自動車の場合は、軽自動車検査協会
自動車保険の住所変更:保険加入代理店
必要書類は、申請場所で入手して記入するもののほか、住民票の写しなど、役所で事前に用意しなければならないものもあります。事前に確認して必要書類を揃えておきましょう。

役所で行う手続き

転出届・転入届の提出
引っ越し先の住所がこれまで住んでいた市区町村と異なる場合は「転出届」を、同じ市区町村内で住まいが変わる場合は「転居届」を提出します。転出届には提出期限が設けられています。引っ越し日の14日前から、引っ越し日の14日後までに出しましょう。引っ越し後は、「転入届」を提出します。
転校・転園手続き
お子さんがいるご家庭は転校手続きが必要です。まずは担任の先生に連絡を入れて、転校に関する書類を受け取ります。引っ越し後、それらを転入する学校へ提出するというのが一連の流れです。
保育園の場合は、受け入れがあるのかを事前に確認しなければなりません。また、就労証明書や給与証明書、課税証明書などの書類も必要となってきますので、引っ越し先の市区町村に早めに問い合わせましょう。
この他、住所変更等の手続きが必要なものをざっとあげると、以下の通りたくさんあります。全員が対象となるわけではありませんので、役所へ行かれた際は、転居に必要な手続きについて相談・確認してください。
●マイナンバー
●健康保険・年金・介護保険
●印鑑登録
●児童手当など各種手当
●検診補助券
●要介護・支援指定認定
●犬の登録
粗大ごみの処分
意外と忘れがちなのが、粗大ごみの処分です。回収日が決まっている場合が多いので、早めに確認し、予約を取りましょう。
── マイナンバーカードや住民基本台帳カードがある場合は、転出転入手続きの特例を受けることができます。詳しくは、お住いの市区町村で確認してくださいね。

役所で行う手続きは人によってさまざま。しっかり確認をしましょう
役所で行う手続きは人によってさまざま。しっかり確認をしましょう