メールもいいけど、たまには手紙はいかが?日本の郵便制度と切手の歴史

2019/02/18 20:30

みなさんは最近手紙を書きましたか?メールや電話などですぐに連絡がとれる現代で、手紙を書く機会は少なくなっていると思います。手紙は、すぐに相手と連絡をとることはできませんが、書いている時や届いた瞬間はとてもワクワクしますよね。 実は2月18日は「エアメールの日」。今回は、郵便や切手の歴史をご紹介します。

速達に140万円!?江戸時代の通信制度 日本の郵便制度は、「郵便の父」と呼ばれる前島密(まえじま ひそか)によって明治4年に創設されました。江戸時代まで日本の通信を担っていた飛脚部屋を買収した彼は、郵便を官業に統一します。郵便切手やポスト、全国料金均一制の採用など、現代の郵便制度の骨子は明治初期からできあがっていたのです。 江戸時代に発展した飛脚は、もともと京都と江戸の間で公文書をやり取りするために誕生しました。そのため、飛脚が運ぶものといえば公文書などの公用のものだけだったのです。後に、一般の人々が利用できる「定飛脚(じょうびきゃく)」が登場しますが、公用の「継飛脚(つぎひきゃく)」が無賃であるのに対して、この定飛脚は有料。今で言う速達のようなサービスを使うと、最高グレードのものでおよそ140万円ものお金がかかったんだとか!今では考えられない金額ですよね。 もちろん当時の道は今のように整っていないですし、日本は山や坂道がたくさんあります。そんな道を草履で走って手紙や荷物を届けてくれるわけですから、決して高くはないのかもしれません。しかし、これではなかなか飛脚なんて利用できませんよね。 郵便の父である前島は、「自由、平等、公平」の実現を目標としていました。そんな彼が築き上げた郵便制度によって、公用か民間かに関わらず平等に手紙や荷物のやり取りを行えるようになったのです。
日本の切手は3000種類以上⁉ 手紙やはがきを送る際に欠かせない切手は、郵便制度が創設された年と同じ年に初めて発行されました。日本で初めて発行された切手は「竜文切手」とと呼ばれるものです。この名前は、竜の絵柄と、額面が文であることに由来しています。この切手は、48文、100文、200文、500文の4種類が発行され、横浜から東京まで1匁(今の5円玉くらいの重さ)の手紙を送るのに48文(およそ50円)がかかったそうです。 はじめは4種類の切手だけでしたが、現在日本には3000種類以上の切手があると言われています。絵柄や料金だけではなく、四角いものや円形のもの、三角のものまで形も様々です。切手は今でも定期的に新しいものが発行されています。みなさんの中にも、様々な顔をみせる切手の魅力に惹かれて、切手を集めている方もいるのではないでしょうか。 手紙を書く際は、切手にもこだわってみてはいかがでしょうか。たくさんの切手の中から一枚の切手を選ぶのもとても楽しいですよ。
世界で最も短い手紙『?』 手紙を書いていると、あれもこれもと長くなってしまうっていうことありませんか?しかし、世界にはたった一文字の短い手紙を書いた人物がいるんです。 レ・ミゼラブルの作者として有名なユーゴーは、レ・ミゼラブルを出版した際にその売れ行きを尋ねる手紙を出版社に送りました。その手紙に書かれていたのは、『?』のみ。その手紙を受け取った出版社は、『!』と書いた手紙をユーゴーに送ったそうです。これだけで文通が成立してしまうとは驚きですよね。ユーゴーもまさか『!』一文字の返信が来るとは思わなかったのではないでしょうか。相手がどんな返信をしてくるのかを想像しながら手紙を書くのも楽しいかもしれませんね。
<参考・参照> 郵便局, 郵便の豆知識 柚子堂, 切手とは

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