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最も寒い2月に夏アイテムが売れ始める理由とは!?

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日焼け止めと制汗剤の売り上げ

日焼け止めと制汗剤の売り上げ

九州北部と中国地方、北陸で「春一番」が吹いた2018年2月14日の天気図

九州北部と中国地方、北陸で「春一番」が吹いた2018年2月14日の天気図

夏アイテムの売れ始め前線

夏アイテムの売れ始め前線

いよいよ2月。一年の中でもっとも寒さの厳しい時期ではありますが、徐々に日の長さは伸び、気温は上昇に転じ始めます。2月は、わずかな気温の変化で、私たちの生活ががらりと変わる月でもあります。実は、2月にもっとも売り上げが伸びる商品を調べてみると、意外にも夏物アイテムの日焼け止めや制汗剤が伸びていることが分かりました!今回は、この時期に夏物アイテムが売れる理由やその傾向についてご紹介します。

2月に売り上げが伸びる商品

皆さんは、2月になると買いたくなる商品はありますか?
株式会社インテージが保有する全国の販売データをもとに、2月に売り上げが伸びる商品について集計したデータをご紹介します。
【2月に売り上げが伸びる商品ランキング】
1 エッセンス類
2 鼻炎治療剤
3 ホイップクリーム
4 日焼け止め
5 アレルギー用薬
6 防虫剤
7 バター
8 トマトジュース
9 チョコレート
10 目薬
11 まぜご飯の素
12 プレミックス
13 小麦粉
14 燻煙殺虫剤
15 美容液
16 サラダ油・天ぷら油
17 フルーツ缶詰
18 てんぷら粉
19 マーガリン類
20 制汗剤
※株式会社インテージSRIデータ(2012~2018年)
https://www.intage.co.jp/service/platform/sri/
結果を見てみると、1位のエッセンス類や3位のホイップクリーム、7位のバター、9位のチョコレートなど、バレンタイン用の商品が目立ちます。また、2位の鼻炎治療剤や、5位のアレルギー用薬、10位の目薬など、花粉対策商品も売り上げを大きく伸ばすようです。
このようにバレンタイングッズや花粉対策商品など、2月の特需とも言える商品の売り上げが伸びる中、4位の日焼け止めや、20位には制汗剤もランクインしており、早くも夏の必需品が売れ始めていることがわかりました。

日焼け止めや制汗剤は2月から売れ始める

日焼け止めや制汗剤の販売数量の変化を見てみると、たしかに2月後半から売り上げが伸びていることがわかります。
※株式会社インテージSRIデータ(2012~2018年)
https://www.intage.co.jp/service/platform/sri/

2月に日焼け止めや制汗剤が売れ始める理由とは?

それにしても、年間でもっとも寒い2月に、季節外れと思われる夏の商品が売れ始めるのはなぜでしょうか。
① 突然春が訪れる
2月は寒さの一番厳しい月ですが、「春一番」が吹くなど、前日までの寒さが嘘のように気温が上がる日が現れるのも特徴です。
ちなみに「春一番」とは、立春を過ぎて一番に吹く強い南よりの風のことです。冬の冷たい空気と、南から押し上げてくる暖かい空気が日本付近でぶつかり合うようになると、日本海で低気圧が発達し、低気圧に向かう暖かい南よりの風が強まるのです。春一番が吹くと、最高気温が20℃を超えてゴールデンウイークの頃のような暖かさになることもしばしばあります。
② 少しの気温上昇でも暑い
私たちの体は、外気温によらず体温を一定に保っています。夏の間は、暑さに対抗して体の中で作り出す熱を少なくすることで体温が上がらないようにしています。一方、冬の間は、寒さに対抗して体の中で作り出す熱を増やすことで体温が下がらないようにしているのです。すっかり寒さになれた体には、少しの気温上昇でも暑く感じてしまいます。ゴールデンウイークの20℃はとても快適な気温ですが、冬の終わりの20℃は暑くてたまらない気温と言えるかもしれません。

夏アイテムは北国から売れ始める!

制汗剤や日焼け止めなど、冬の終わりにいち早く売れ始める夏アイテムについて、売り上げが伸びる時期をエリア別に見てみると、意外なことに北海道など寒いエリアから南下していることがわかりました!
北海道で2月中旬、東北や北陸、中国地方にかけては2月下旬、関東から九州にかけては2月の終わりから3月上旬です。
※株式会社インテージSRIデータ(2012~2018年)
https://www.intage.co.jp/service/platform/sri/
「夏アイテムの売れ始め前線」が寒いエリアから南下している理由のひとつには、寒い地域ほど少しの気温上昇が暑く感じることがあげられます。北海道では最高気温5℃以上、東北は最高気温10℃以上、関東から九州は最高気温15℃以上が売れ始めの目安です。
ふたつ目の理由として、春一番に代表されるような南よりの風が吹くときは、日本海側の地域ほど気温が上がりやすいことが挙げられます。これは、山脈を越えて吹く風が、山を越える時に水分を失い、風下側に乾燥した高温の風となって吹き降りる「フェーン現象」が起きるためです。雪の多く積もる日本海側ほど、春先は気温変化が大きくなります。
この先も寒い日が続きますが、重いコートを脱いで歩きたくなる日が突然やってくると考えられます。
日焼け止めや制汗剤だけでなく、帽子や春服の準備なども、早めにしておきましょう。
暖かくなった日の翌日には必ずといっていいほど寒の戻りがありますので、天気予報をチェックして計画的に持ち物を準備したいですね。


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