冬本番。北国では街が白い雪と氷で覆われています。寒い時期ではありますが、街が白くなるのは1年のうちの今だけ。どうせなら、この冷たい雪を嫌うのではなく楽しんでみてはいかがですか。そこで、雪があるからこそ楽しめる北海道のイベントをご紹介します。

馬とふれ合おう!/苫小牧「ノーザンホースパーク」

大自然の中で、1年を通してかわいい馬たちとふれ合うことができるノーザンホースパーク。ポニーがくり広げる「ハッピーポニーショー」や、2頭の馬にひかれて園内を一周する「観光馬車」は、子どもたちに大人気のアトラクション。
林の中を大きな馬がひく「馬そり」に乗ったり、スタッフがひく馬に乗って気軽に乗馬体験ができる「観光ひき馬」に乗ったりして、北海道の雪景色を楽しむこともできます。
馬とふれ合う以外にも、スノーラフティングやスノースライダー、クロスカントリーなどのアクティビティも充実。冬季限定のレストランでは、本格的な洋食を楽しめます。さらに、ギャラリーに並んでいる有名競走馬たちの栄光の記念品は、競馬ファンにとってはうれしい展示です。
ノーザンホースパーク
◆場所/苫小牧市美沢114-7
◆アクセス/千歳空港から車で15分
◆入園料/4月9日(火)までの冬季間は無料
◆時間/冬季は10:00~16:00
公式サイト

氷上の釣りに挑戦!/朱鞠内湖で“ワカサギ・トラウト釣り”

朱鞠内湖は道北に位置し、日本一寒い湖としても有名です。寒い時は氷点下30℃になることもあり、ダイヤモンドダストやサンピラーなど、極寒ならではの自然現象に出会うことができます。冬になると朱鞠内湖に張る氷の厚さは約1m。見渡す限りの真っ白な湖面は、北欧を思わせるような銀世界です。
そんな朱鞠内湖のワカサギは、ワカサギを食べなれている道産子ですらも思わずおいしいと言わしめる一級品で、東京の高級レストランでも使われているほどです。ワカサギ釣りの道具や防寒用のテントもすべてレンタルできるので、初心者が手ぶらで行っても安心して釣りを楽しむことができます。
もう少しダイナミックな釣りがしたい人は、トラウトフィッシングがおすすめです。スノーモービルで氷上のポイントを探り、サクラマスやアメマス、イトウなどを狙ってはいかが。
朱鞠内湖
◆場所/雨竜郡幌加内町大字朱鞠内
◆アクセス/旭川空港から車で90分
◆料金/1100円(小中学生半額・幼児無料)
◆時間/6:00~16:00
公式サイト

かんじきで歩く!/札幌「芸術の森」の野外美術館を散策

「芸森かんじきウォーク」は開園以来開催されている冬の人気イベントです。冬期休館中の野外美術館が無料で開放され、「かんじき」を履いて、敷地内を自由に散策することができます。
貸し出されるかんじきは、木とロープでできた伝統的なスタイルで、サイズは大人用のみ。これを履いて、園内の雪をかぶった彫刻を見たり、普段は行くことができない雪の森のさらに奥の散策も可能。森には冬の生き物も多数いるので、足跡を見つけたり、バードウォッチングなどを楽しむことができます。
さらに、今年はポイントを集めるゲームも開催しています。野外美術館のどこかに隠されているまつぼっくりを見つけたり、ポイントを集めたりすると、マグカップやレターセットなど、ちょっとうれしい景品がもらえるポイントラリーです。
園内ではコスプレ撮影もOK。いつもとは違った雪の美術館を楽しんでみませんか。
札幌芸術の森
◆場所/札幌市南区芸術の森2-75
◆日時/3月10日(日)まで
◆時間/9:45~15:30
◆料金/入場無料
公式サイト

冬の森を歩こう!/恵庭市「えこりん村」で素敵なカフェ・タイム

自然や動物を身近に感じられるえこりん村は、恵庭市にあるエコロジーテーマガーデン。バラ祭り、キャンプ、昆虫展、ひつじ祭り、犬ぞりレースなど、季節ごとにさまざまなイベントが開催されます。
その中でも冬季で人気なのは、スノーシューを履いて白銀の銀河庭園をぬけて森を歩く、真冬のアクティビティ。名づけて「私を森カフェに連れてって」。
スノーシューを履いたら、森を知り尽くしたガイドの案内で、まずは茂漁川を渡ります。森の生き物の足跡などを見学し、彼らの暮らしぶり感じながらさらに進んで行きます。
森の中にはハンモックがあるので、親子で揺られてみましょう。散策した後のカフェタイムでは、ダッチオーブンで焼いたアップルパイを味わうことができます。大人だけの参加もOK。
このほかにも、アルパカ飼育体験、厳冬期のキャンプ、犬ぞり大会をはじめ、そり滑りや、スノーモービルに引かれてバナナボートに乗ったりなど、数多くの真冬のアクティビティを体験することができます。
えこりん村
◆場所/恵庭市牧場277-4
◆日時/1月20日(日)、2月10日(日)・17日(日)・24日(日) いずれも13:00〜14:30
◆料金/おとな2000円 こども1000円
※防寒着(上下)、手袋、帽子、冬用の靴は必携。
公式サイト
(写真はすべてイメージです)