明日は成人式。知られざる成人式の不思議 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

明日は成人式。知られざる成人式の不思議

このエントリーをはてなブックマークに追加
tenki.jp

成人式は大人になる門出のとき

成人式は大人になる門出のとき

振袖は女性からのメッセージ

振袖は女性からのメッセージ

現代の成人式の形式は埼玉が発祥

現代の成人式の形式は埼玉が発祥

1月は新春と呼ばれますが、まだまだ寒い日が続きます。冷たい外気の中、温かそうなファーを首ににあしらった振袖姿の女性たちを見かけると、また成人式の季節がやってきたんだな〜と実感しますね。
ご存じの通り、2000年より成人式は1月の第2月曜日に制定されていますので、明日、各地方自治体で成人式のイベントが開催されることになります。
そんな成人式には、意外なルーツや習慣があるのです。成人式が過ぎた人も、これから迎える人にとっても興味深い話を、今回はご紹介しましょう。

成人式で、えっ? 前髪を剃り落とす?

もともと、成人式は平安時代の公家社会で行われていた儀式でした。現在では20歳が成人となりますが、平安時代では、男子が13〜15歳、女子が13〜16歳くらいで大人になる通過儀礼を行うことになっていました。男子は冠をかぶり、大人の服を着る「元服」という儀式が行われ、女子は髪を結い上げる「髪上げ」などの儀式が行われました。
一方、庶民の間に成人の儀式が広まるようになったのは江戸時代のこと。
男性が18〜19歳になると、「前髪落としの祝」が行われるようになったのですが、「前髪落としの祝」はその名の通り、前髪を剃り落とす儀式。江戸時代では、前髪がないことが大人としての一員として認められた証だったのです。今では、昔のように目立った通過儀礼が行われることはほぼありませんが、成人になる意味を自覚させるねらいが強かったのかもしれませんね。

なぜ、成人式で振袖を着るの?

晴れの日に着る振袖ですが、その風習が誕生したのは江戸時代のこと。実は袖の長い振袖を着るのは、当時の若い女性たちのトレンドだったから。そして、明治時代になると、振袖は未婚女性の正装に。男性から求愛されたときに、袖を左右に振ることが「OK」のサインだったといわれています。なんとも優雅ですね!
昔は現代と違って、結婚することが当たり前とされていましたから、成人の時点で未婚であることをアピールする印でもあったようです。また、袖を振る行為は「厄払い」の意味もあったことから、成人という門出に、身を清めるために振袖を着るという意味も込められていたようです。

成人式発祥の地は、埼玉!

昔は20歳になる前に通過儀礼として行われていましたが、現在のような成人式の形式が定着したのは戦後のことでした。地域の成人が一堂に会す場を初めてつくったのは、埼玉県蕨市といわれています。
1946年に「青年祭」として行われた会は敗戦後の暗い雰囲気を打破するため、次代を担う青年たちに明るい希望をもたせようというねらいがありました。この主旨に賛同した全国の地域が続き、現在の成人式が定着したのです。
さらに、1949年には国民の祝日として制定されるまでに発展! なお、蕨市では当時の名残りから「成年式」の名のもとに開催されているとのことです。
── 時代に合わせて変化してきた成人式。現代には、今の時代にあった成人式の形を新たに模索していくことも必要でしょう。
何より、新成人の方、おめでとうございます。大人としての第一歩を、明日は晴れやかに踏み出してくださいね!


トップにもどる tenki.jpサプリ記事一覧


続きを読む


関連記事関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい