4月19日は「食育の日」です。起源は明治時代!健康ブームの原点もここに⁉ 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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4月19日は「食育の日」です。起源は明治時代!健康ブームの原点もここに⁉

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4月も後半に入り、新生活にもすこしゆとりが出てくる頃ですね。朝食は食べていますか。毎日の食事のバランスはいかがでしょうか。食育の日の今日、ちょっと立ち止まって自分の食事を振り返ってみましょう。
最近になって定着したように感じる「食育」という言葉ですが、意外にもその起源は明治時代。健康やしあわせを願う気持ちが込められた、日本独自の食の視点から生まれた言葉だったのです。

毎月ある「食育の日」をご存知ですか

4月19日と毎月19日は、食育の日です。お気付きのように、4月19日の「419」で「食育」、語呂合わせで決められています。また、2005年6月10日に「食育基本法」が成立したことから、毎年6月は食育月間と定められています。
「食育によって生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育む」という食育基本法の概念は、明治時代に「食養医学」を提唱したひとりの医師に行き着きます。欧米の健康ブームやトレンドを取り入れたものではないのですね。日本における「食育」の起源と、現在行われている取り組みを知っておきましょう!

すべての教育の基礎となるのが食育!

「食育」という言葉は、明治時代の医師・石塚左玄(いしづか さげん、1851年3月6日〜1909年10月17日)が著作のなかで記した「体育智育才育は即ち食育なり」という一文に由来します。石塚左玄は「玄米・食養」の元祖で、栄養学がまだ学問として確立されていない時代に、医食同源としての食養を普及し食育を提唱しました。その思想は、現在世界的な広がりを見せるマクロビオティックの提唱者である桜沢如一(さくらざわ ゆきかず、1893年10月18日〜1966年4月24日)らによって受け継がれました。
「食育基本法」の前文には、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎ともなるべきものと位置づける」と明記されてます。これは、まさに石塚左玄の言葉そのもの!現代を生きる私たちの生活に、彼の思想が大きな影響を与えているのですね。食育基本法は、国家レベルで食に取り組む、世界的にも例のない法律とされているそうです。

健康で心豊かな生活をおくるには⁉日本と海外の食育事情

現在、国が特に力を入れて取り組んでいるのが、「朝食を食べる」「バランスの良い食事をとる」「農林漁業体験をする」の3点。ちょっと聞き慣れない農林漁業体験とは、田植え(種まき)、稲刈り、野菜の収穫、家畜の世話などを通して、米や野菜、肉、魚など、自分で食べるものを育てて収穫することで、食に対する関心や興味を育むというものです。
「朝食を食べる」と「バランスの良い食事をとる」は、わかっているけどなかなかできない!という人も多いのでは。朝食を食べる習慣は、食事の栄養バランス、生活リズム、ストレスなどの心の健康、学力・学習習慣や体力など、毎日の生活に深く関係しているそうですよ。
バランスの良い食事については、他の国々でも力を入れているようです。誰もが意識していることでありながら、実はそれだけ難しいのかもしれませんね。日本では、2005年に厚生労働省と農林水産省によって「食事バランスガイド」が決定されました。これは、1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかの参考として、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。
アメリカでは、2011年より「MyPlate」という取り組みが行われています。それぞれ必要な食物のバランスを、赤:果物、緑:野菜、紫:タンパク質、茶色:穀物、青:乳製品と、皿の上で色分けしたイラストが提示されています。イギリスでは、2004年に野菜と果物を1日に5単位以上食べるキャンペーン「5 A DAY」を導入、それを実践するツールとしてアメリカと同様に食物バランスを示した「Eatwell Guide」というフードガイドを配信しています。アジアでは、シンガポールが2014年から「My Healthy Plate」という、皿の上に野菜や果物、肉類、全粒穀物の割合を示した教育ツールを公表しています。
これらの具体的な取り組みは、農林水産省のホームページで公開されており、『「食育」ってどんないいことがあるの?』というパンフレットにもまとめられています。また、毎月19日 の「食育の日」や、その前後の週に各地でさまざな食育の普及啓発活動が展開されており、毎月6月の食育月間にも、国、地方公共団体、関係団体などが協力して、食育を推進する取り組みを実施しています。ぜひこの機会、農林水産省や各自治体のホームページをチェックしてイベントに参加したり、食育の取り組みを実践してみてはいかがでしょうか。

参考
農林水産省ホームページ


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