2月の行事といえば、節分が終わったらバレンタイン!今年のチョコレートのラインナップは、いつもとちょっと違うようです。その背景にあるのは、「ビーントゥバー」という新たなトレンド。バレンタインの贈り物にも、選択肢が増えそうですよ。

チョコレートの新潮流!キーワードは、「カカオ豆」と「クラフトマンシップ」

ショコラティエ自らがカカオ豆(Bean)を厳選し、買い付けから板チョコレート(Bar)になるまでのすべての工程を一貫して行うのが「ビーントゥバー(Bean to Bar )」といわれる製法。チョコレートの新潮流として、世界中で注目を集めています。
ビーントゥバー製法のチョコレートは、大量生産されるものとは異なり、ショコラトリーといわれる工房で厳選された材料を使って少量生産されているのが特徴。そのため、「クラフトチョコレート」と呼ばれています。背景には、近年のオーガニックやヘルシー指向など、食の安全性へのこだわりが反映されているといえそうです。

ビーントゥバーは、ショコラティエの技と情熱の結晶

産地や品種によって異なるカカオ豆の繊細な味わいを生かすために、焙煎時間や温度、コンチングという練り上げの時間などを調節する細かい作業を経てつくられるビーントゥバーのチョコレート。そのため、カカオ豆の香りやなめらかさを存分に堪能できる上質なチョコレートが誕生するのです。ショコラティエの技と情熱の結晶が、ビーントゥバーに表現されているのですね。

バレンタインの贈り物は、いつものボンボンショコラ?それとも、板チョコ?

ビーントゥバーのメインは、タブレットともいわれる板チョコレート。甘みや酸味、渋みなど、産地や品種によって異なるカカオ豆の風味を、ダイレクトに味わえるのが最大の魅力です。もちろん、ミルクやバニラなどの香料は入れずブラックが基本。
カカオ豆別にチョコレートを味わうというマニアックともいえる楽しみ方に、板チョコには男性ファンも多いそう。ビーントゥバーでつくられたチョコレートのパッケージは、ショコラトリーのコンセプトを表現した洗練されたものが多く、プレゼントにもぴったりです。今年のバレンタインはちょっと目先を変えて、こだわりの板チョコを贈ってみてはいかがでしょうか。