アカデミー賞の前哨戦・ゴールデングローブ賞が決定しました! 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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アカデミー賞の前哨戦・ゴールデングローブ賞が決定しました!

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今、大きな岐路に立たされている、映画の都・ハリウッドです。

今、大きな岐路に立たされている、映画の都・ハリウッドです。

さる1月7日(日本時間8日)、アカデミー賞の前哨戦と言われる、映画界の祭典・ゴールデングローブ賞が開催されました。今年はどんな映画が栄光を手にしたのでしょうか。昨年秋、前代未聞の大スキャンダルに見舞われた、米国ハリウッド映画界。ゴールデングローブ賞授賞式にも影を落としたのでしょうか。それとも希望の光が見えたのでしょうか?
寒波に覆われ、寒い日が続いている日本列島。この週末は、お正月の疲れを取るため、自宅で暖かく過ごす…という方多いと思います。ぜひ、ゴールデングローブ賞の結果を参考に映画を見て過ごしませんか。

まずは、ゴールデングローブ賞をおさらい

アカデミー賞と、ゴールデングローブ賞の大きな違いは、賞を選考する人たち。アカデミー賞は、映画制作に携わる俳優、監督など映画関係者・映画芸術科学アカデミー会員たち。ゴールデングローブ賞は、ハリウッド外国人映画記者協会会員たち。アカデミー賞はいわゆる「うちわ受け」、現場の映画関係者たちに人気の高い作品が選ばれる傾向があるそう。一方ゴールデングローブ賞は映画界の外にいる記者たちによって選ばれるので、私たち観客の目線に近いと言われていますね。今やアカデミー賞と同じくらい注目が集まっているゴールデングローブ賞。毎年、筆者も楽しみです。

注目作品は?

作品賞(ドラマ部門)、主演女優賞など主要4部門を受賞した 、マーティン・マクドナー監督の「スリー・ビルボード」、監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」。
「スリー・ビルボード」は、娘を殺された母親の復讐劇。登場人物たちが皆一筋縄ではいかない面々ばかりで、予想外の展開が続くミステリー。
「シェイプ・オブ・ウォーター」は、慎ましく暮らす女性と半魚人の交流を描いた物語。
興味深いのは、全く違うストーリーの2本ですが、どちらも人間(半魚人)の外見と内面は一致しないということを描いている点です。日常生活でも◯◯な人が意外と◯◯だったりと驚かされることも多いですね。そんな人間の複雑さを描き人々の共感を呼んだ2作品のようです。いい意味で期待を裏切られる作品のようですね。
もちろん、まだどちらも日本未公開なので、関連作品でおすすめの一本を。「スリー・ビルボード」で主演女優賞を獲得した、フランシス・マクドーマンドが1996年にアカデミー賞主演女優賞を獲得した作品「ファーゴ」。彼女が扮する妊娠中の女性刑事は一見呑気でのんびりしたムードなのですが、鋭い観察眼でどんどん事件を解決していくのです。アメリカの寒い地方ノースダコタ州やミネソタ州が舞台で最初から最後まで雪に覆われたシーンが続き、今の季節、より寒さが増すかもしれませんが、淡々とした彼女の演技が光る傑作です。ぜひ暖かいお部屋で観賞してみませんか。

感動的なスタンディングオベーションが

今年は、どうしても、昨年明るみになりハリウッド映画界を大きく揺るがせた大スキャンダル・セクハラ問題を避けては通れない、ハリウッド映画界。ゴールデングローブ賞授賞式では多くの女優たちが一様に黒いドレスを身にまとい、この問題に立ち向かいました。又、セシルBデミル賞を受賞した人気司会者、オペラ・ウィンフリーさんの力強いスピーチが感動を呼び、スタンディングオベーションが続き拍手喝采の嵐になったそうです。ハリウッドは力強い女性たちが先頭に立ち、なんとか生まれ変わろうとしています。暗い影ではなく明るい希望の光も見えています。私たち映画ファンも応援したいですね。
ゴールデングローブ賞に続き、アカデミー賞も開催されます。こちらも今から楽しみですね。


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