季節風呂を楽しもう!旬の果物のお風呂から意外な野菜風呂まで 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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季節風呂を楽しもう!旬の果物のお風呂から意外な野菜風呂まで

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ヨーロッパではおなじみ松葉の入浴剤

ヨーロッパではおなじみ松葉の入浴剤

パセリは可愛い白い花を咲かせ、種をとばして次々増え家庭菜園では定番

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冬至まで約1週間!

早朝はまだ暗く、夕方も日が落ちるのが早く冷え込む日々が続きます。最も日の短い冬至へとむかう週となりました。寒くて忙しい12月の最中ですが、何かぽっと気持ちが和らいだり明るくなるようなヒトトキを1日の中に作りたいものです。今回は、冬至といえば「柚子湯」ですが、お手軽にお風呂にうかべて楽しめる植物をみていきましょう!

一度はやってみたい!ローズバス:薔薇のお風呂

薔薇の精油や精油を抽出するときにとれるローズウォーターは、肌をうるおしたり引き締めたり古代より愛されてきたスキンケアの味方です。特に薔薇の香りは、女性ホルモンのバランスを整え、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンやオキシトシン、βエンドルフィンといったホルモンの分泌を促してくれるそう。そして何よりも薔薇本来のもつ美しい形や色が、目を楽しませてくれます。近年は、生薔薇50本のバスセットなどもプレゼントに人気なようですね。

昔からの定番!和風アロマバス:松葉湯・檜風呂

檜風呂は、定番で「檜」を輪切りにしたもの、ボール状にしたものなど手軽な入浴グッズが手に入ります。なんといっても森林浴をしているような香りが特徴です。
松葉風呂は日本ではなじみがないかもしれませんが、ヨーロッパでは昔から松葉油(パインニードルオイル)が入浴剤として使われており、お風呂との相性抜群なのをご存知でしたか? 「松」と「待つ」をかけて神を待つ木と言われている「松」。松は精油成分としてα-ピネンやカンフェンなどのテルペン類を主に含み、森の香りでリフレッシュできます。清々しいこの香りには殺菌、浄化作用があり、松にとっても自分自身を守るために働くそうです。鎮痛、強壮、血行促進作用があるため、冷えや肩こり、神経痛やリウマチ、疲労などに効果が期待できます。
<作り方>「松湯」
1. 葉はその都度、生のまま用います。葉だけを使い、樹脂が残らないようにぬるま湯でよく洗い落とします。
2. 汚れを洗い落とした生の葉100gを、水から15分くらい煮出します。
3. 布でこし、煮汁だけを風呂に入れてかき混ぜます。
雰囲気を出したい時には、生の葉を浮かべてもよいでしょう。生の松葉が無い場合は、「松葉茶」で代用可能。「松葉茶」は自然食品店などで入手できます。

保湿が期待できる野菜風呂:大根湯・パセリ風呂

なんと通年入手可能な野菜「パセリ」に「保湿」「肌荒れ改善「肌の明るさ」「保温」の作用があるそうです。ある実験では、入浴素材を入れたお湯での足浴、さら湯での足浴を行い(ともに両足での足浴)肌への効果や温まり効果について、足浴1回前後の測定を毎日1か月間行ったところ、肌水分量、水分蒸散量、マイクロスコープ画像、キメ画像、キメ係数、剥離角質細胞画像、肌色値、皮膚温、皮膚血流量、酸素ヘモグロビン量、主観評価において、数値に差があることが確認されました。
パセリは、4〜5月か9〜10月頃が種まきの適期、約2か月で簡単にプランター家庭菜園で増やせます。食事にもお風呂にもつかえるなんて良いですね!
さて大根湯は、古来より楽しまれているようで、旬の「大根」の葉を用います。大根の葉にはビタミンA、B1、C、Eやカルシウム、鉄、ナトリウムなどのミネラルや葉緑素が豊富に含まれています。さらに温泉成分にみられる塩化物や硫化イオンも含まれており、新陳代謝を促進する働きがあるので、葉付き大根を手に入れたら、ぜひとも大根湯を試してみましょう。
<作り方>大根湯
1.大根湯には、干した葉(干葉:ひば)を使います。大根1本分の葉を風通しのよい日陰に吊して2~10日間乾燥させ、「干葉」にします。
2.細かく刻んで布袋につめて、風呂に入れます。
※生の葉を使う時には、刻んでからすり鉢ですって、しぼり汁を使うようにします。
砂糖の原料になる「砂糖大根」(別名:ビート、甜菜)には、アミノ酸系保湿成分が含まれているほか、新陳代謝を促す働きがあることから、基礎化粧品の成分として使われています。
大根の葉を使った入浴剤をはじめ、砂糖大根エキスを配合したスキンケアグッズなどが販売もされているようです。

誰もが香りを楽しめる柑橘系風呂:みかん風呂・柚子湯

誰もが親しめる柑橘系の香りの中に身を沈めると、リラックスして疲れた心と身体がゆっくりとほぐれていくようです。
古くから蜜柑湯の風呂に入ると「身体がよく温まり、風邪を引かない」といわれていますが、その秘密は果皮にあります。果皮には、柑橘類特有の爽やかな香気を放つリモネンという精油成分が含まれています。リモネンは血行促進作用があるので、蜜柑湯に入るといつまでも身体は温かく、湯冷めしません。身体があたたまるため、寝つきもよくなります。 また果皮は、クエン酸やビタミンCも含み、美肌効果があります。甘く爽やかな香りを楽しみながら美しくなれる一石二鳥なお風呂です。
<作り方>蜜柑風呂
蜜柑は実もさることながら、果皮にもビタミンCやクエン酸が豊富に含まれているので、おいしく蜜柑を食べたあとは、果皮を利用して蜜柑湯を楽しみましょう。果皮をそのまま浮かべるとお湯が汚れるのでガーゼや茶こしパックなどを活用して使用します。
1. 旬の蜜柑を食べたあと、果皮を陰干ししておきます。
2. 蜜柑20個分の皮を、ガーゼか木綿の袋に入れ、風呂に浸して入浴します。
乾燥したミカンの皮は「陳皮(チンピ)」という名称で、漢方薬店などでも入手できます。
そして、最後に、「柚子」はリモネンやα-ピネンなどを成分として含有し、抗菌、消炎、血行促進作用があります。ちょうど冬至の季節に悩まされる冷え、ひび、あかぎれ、風邪などに効果があるとされています。柚子湯の風呂とさら湯それぞれで、10分間入浴した後の皮膚表面温度の変化を測定したものです。柚子湯は1時間近く皮膚表面の温度が高い状態が続きました。さら湯よりも保温効果が高いことがわかります。柚子は多くの精油成分を含んでいます。精油成分とは、植物に含まれる芳香成分で、おもに皮膚を刺激して保温効果に影響があります。
柚子の実2~3個をそのまま浴槽に浮かべるだけで簡単に柚子湯を楽しめます。香りが少ないようなら実の数を多くしてください。皮や実を切ったり、果汁を絞り入れると肌がぴりぴりする場合もあるので、注意してくださいね。
柚子や蜜柑は、爽やかな香りがあるとともに、冬の乾燥した肌をしっとりさせる効果があります。柚子の皮に含まれるリモネンなどの精油成分が湯に溶け出し、皮膚の角質を膜で覆いお肌の水分を逃さないようです。
リラックス・冷え・美容に効果的なお風呂で本格的な冬を乗り切りましょう!
参照
東京ガス ウチコト「季節のお風呂」シリーズ
東京ガス プレスリリース


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