行楽地といえば、レジャー施設や大規模な公園、観光地が思い浮かびますが、最近は「道の駅」を目的にお出かけする人が増えています。それもそのはず、「道の駅」では地場産の新鮮な農作物や花などが購入できるだけでなく、地産地消を目指したレストランなどでご当地名物を食べることができますし、イベントが頻繁に行われているところも多く、家族みんなで楽しめるからです。
今回は千葉県の特集、第2弾をお届けします。

高く青い空と紅葉の美しいコントラスト(画像はイメージ)
高く青い空と紅葉の美しいコントラスト(画像はイメージ)

道の駅 発酵の里 こうざき(千葉県香取郡)※重点 【無線LANあり】

利根川に並行して走る国道356号線沿い、神崎町にあるのが「道の駅 発酵の里 こうざき」です。
古くから神崎町は酒・味噌・醤油などの発酵食品の生産が盛んでした。現在でも300年以上の伝統を持つ酒蔵があり、毎年3月には「酒蔵祭り」が行われます。「道の駅 発酵の里 こうざき」は日本中の発酵食品や発酵に関する情報を揃え、町の資産である発酵文化を世界に発信する「道の駅」として、平成26(2014)年に重点に選定されました。全国選りすぐりの発酵製品を集めた「発酵市場」があるほか、“酵菌”を意味する「カフェ&レストラン オリゼ」では新鮮野菜と発酵食品を使った料理が大好評。地元の農家が丹精込めて育てた農作物を扱う「新鮮市場」もあり、「発酵パワー」をテーマにした珍しい「道の駅」は人気上昇中です。
■道の駅 発酵の里 こうざき
※詳細は公式HPをご確認ください

よい水と米、そして「発酵」によりおいしい日本酒に(写真はイメージ)
よい水と米、そして「発酵」によりおいしい日本酒に(写真はイメージ)

道の駅 たけゆらの里 おおたき(千葉県夷隅郡)

「道の駅 たけゆらの里 おおたき」は養老渓谷などの自然に恵まれた大多喜町、国道297号線沿いにあります。
高速バスが走っているのでアクセスも便利。「採れたて市場」では季節ごとの新鮮な農作物のほか、切り花、ジャムや手作り梅干しなどの加工品を扱います。春はあく抜き不要のタケノコが人気ですが、今の季節はお鍋や炒め物にぴったりの大多喜産原木栽培のシイタケがおススメ。特産品には、大多喜町周辺で捕獲したイノシシの肉もあります。イノシシの肉は郷土料理を提供する「たけゆら食堂」でも食べることができるので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。その他、新鮮な牛乳でつくられた濃厚な味が自慢のバニラアイスクリームも好評です。
■道の駅 たけゆらの里 おおたき
※詳細は公式HPをご確認ください

秋の表情を見せる養老渓谷(画像はイメージ)
秋の表情を見せる養老渓谷(画像はイメージ)

道の駅 つどいの郷 むつざわ(千葉県長生郡)※重点

田園風景が広がる睦沢町の国道150号線沿いに位置する「道の駅 つどいの郷 むつざわ」。
平成26(2014)年の重点「道の駅」に選定されています。町民が1日9000歩を歩くことで「健幸」になれるまちづくりをめざしたスマートウェルネスタウンは、地域活性化の拠点となる優れた企画であり、効果的な取り組みが見込まれると評価されました。小さな「道の駅」ですが、健康の4要素である食、憩、運動、参加のメニューを提供。朝採り野菜や合鴨農法を取り入れたお米に、卵、乳製品のほか、花や野菜の苗などを販売しています。ちばエコ認証「むつざわ米」は甘くて粘りが強いと人気です。「彩創喜(さつき)」では、創作料理が楽しめます。圏央道も開通したので気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
■道の駅 つどいの郷 むつざわ
※詳細は公式HPをご確認ください

敷地内にあるハウスでは花の苗も栽培中(画像はイメージ)
敷地内にあるハウスでは花の苗も栽培中(画像はイメージ)

道の駅 鴨川オーシャンパーク(千葉県鴨川市)

海と花をテーマにした海浜リゾート公園、「道の駅 鴨川オーシャンパーク」は鴨川市の128号線沿いにあります。
物産館では房州ひじきなどの地元の海産物や銘菓が揃い、農産物コーナーでは野菜や切り花などを販売中です。鴨川のブランド米「長狭米」や伝統工芸品、鴨川シーワールドのグッズもあります。レストランでは太平洋を眺めながら、地元で獲れた新鮮な魚と長狭米を使った郷土料理を味わうことができます。磯遊びができる人工の「千年磯」は子どもたちに大人気。「漁民公園」には足湯が設置されているので、ドライブで疲れた足を癒してみて。大人気の花摘み体験は毎年1月ごろから4月頃に開催されますが、季節や天候に左右されますので、気になる方は確認してみてくださいね。
■道の駅 鴨川オーシャンパーク
※詳細は公式HPをご確認ください

扇形のユニークな建物が特徴的な「道の駅 鴨川オーシャンパーク」
扇形のユニークな建物が特徴的な「道の駅 鴨川オーシャンパーク」