夏山シーズン真っ最中ですね。連休中も登山を楽しまれた方も多かったのではと思います。2017年4月tenki.jpから、登山好きの皆さまに使ってほしい「tenki.jp登山天気」アプリをリリースしました。tenki.jpチームで山の天気に特化した「tenki.jp登山天気」を実際に使ってみました。

ルートに沿った3時間ごとの天気予報

登山の時に気になることといえば、まず、天気の急変ですよね。「なんだか雲行きが怪しい… 下山したほういいのかな。でもせっかく登ってきたのに…」というような経験、あるのではないでしょうか?そんなとき、このアプリなら、3時間ごとの天気・気温・風がアイコン表示されるため、とても便利です。
「山頂付近は寒いのかな。でもふもとでは上着はいらないよな…」と迷うときがあります。このアプリでは、山頂だけでなく、ふもとや登山ルート沿いの主要ポイントの天気や気温も同時にチェックできるようになっています。しかも、登山服装指数も同時に表示されるので、何を着ていくかの参考にぜひご活用ください。

木曽駒ケ岳を登りつつ実際に利用しました
木曽駒ケ岳を登りつつ実際に利用しました

さらに、天気の急変時に気を付けたい落雷の危険度が、すぐにチェックできるようになっています。アプリの活用で「少ししのげば荒天をやり過ごせたのに…」ということがなくなるかもしれません。登山において荒天時の対応は生死にかかわることも多いです。安全側の対応を心がけましょう。

天気図も充実

ベテラン登山者の方は、「自分で天気を予想するのも楽しみのうち」という方もいらっしゃると思います。テレビやインターネットでよく見かける地上天気図では、山の天気までは予想できません。実際の予測には、たくさんの高層天気図が必要で、日本気象協会の気象予報士も毎日これらの予測資料を利用しています。もちろん、すぐにいろんな天気図が読めるようになるわけではありませんが、慣れてくるとだんだんわかってくるようになります。山の天気は特に予測が難しいので、予想通りの天気になったときの喜びは一入(ひとしお)ですね。天気図がわかるようになって、天気を予想できるようになってきたら、気象予報士試験に挑戦してみてはいかがですか?ここ5年ほど合格率が4%台の難関となっています…。今年の夏の試験は8月27日(日)の予定です。もう申し込みは締め切られていますが、受験される方は暑い中ですがラストスパート頑張りましょう!

登山時以外でもアプリで楽しみたい

tenki.jp登山天気アプリで掲載しているのは日本三百名山です。登山時以外でも「地図検索」を利用して、次に登る山や、いつか登りたい山を探してみるのも楽しいはずです。そして、自慢の山の写真をため込んでいる方に朗報です。アプリ内で掲載されている一部の山では、現在、あなたがこれまでに撮ってきた素敵な写真を募集中です。応募要項がございますので、そちらを読んで、どしどしご応募ください。
登山系のアプリはたくさんアップされています、ぜひtenki.jp登山天気もお試しください。山の予測データは扱いが難しく、気象業務法の観点から特定の方向けへの情報とする必要があり、tenki.jpでは有償サービスとして展開させていただいております。有償サービスのため、なかなかご紹介できずにいるのですが、30日間は無料でお試しできるのでぜひぜひご興味のある方はお試しください。他のアプリやサービスでは味わえない「山に特化した気象予測」をご活用できます。