ここぞというときのサポーター「ミント」

夏至を迎えました。梅雨の盛りで、まだ夏はこれからという時期なのに、これから日が短くなっていくというのは妙な気持もしますね。
夏至は古来農作業の目安として考えられた二十四節気の一つです。夏至の時期前後は農作業が最も忙しく、夏至から数えて11日目を「半夏生」といい、ここまでに田植えや仕込みを終わらせて一休みするとしています。
6月末で1年の折り返し、現代人私たちも1年の前半の仕込みの時期で何かと忙しい時期ですね。
今回は、今の時期、苗もでまわり、挿し木でふやしていきやすいミントをとりあげます。
ここ一番の頑張り時、疲労回復や消化促進、神経強壮や頭脳明晰、抗菌などで薬効が注目されてきたハーブのミントがききそうです。

こんなにあるの?たくさんあるミントの種類

清涼感ある香りが特徴のミントは、ギリシャ神話にも登場するほど歴史がふるく、ギリシャ人やローマ人によって入浴用の香料や、お料理やドリンクの風味づけとして愛用されてきました。
宴会では、おもてなしの表現として食卓にミントの香りをこすりつけて磨いたとされています。
日本には、江戸時代に中国から伝わり、ハッカという和名で親しまれています。
種類は、お馴染みのペパーミントをはじめ、クールミント、スペアミント、パイナップルミント、ペニーロイヤルミント、グレープフルーツミント、オーデコロンミント、カーリーミント、コルシカミント、アップルミント、など多数です。
お気に入りのミントを栽培するのもいいですね。
ミントは、成長力がつよく、いきよいよく伸びるので、様々な種類を一緒に植えたくなりますが、単独で大き目の鉢にうえることをお勧めします。根詰まりがおきないよう、水はけをよくするためにごろ土をいれるとよいです。
ミントは湿り気があり肥沃な土地を好むので、何年もうえているものは、株分けや挿し木をして、環境をよくしてあげます。

パイナップルミント
パイナップルミント

ミントのハーブ足湯がおすすめ

ハーブバスは、リラックス以外にも、肌がすべすべになった、体の芯からあたたまった、関節が良く動くなどもききますが、体調やお肌にあうかなどもあるため、最初は足湯からはじめてはいかがでしょう?
葉や茎がしっかりしたラベンダーやローズマリー、レモンバーム、カモミール、そしてミントは、入浴に適するハーブとして知られています、お好みのものをあわせていれてもよいですね!生でもドライでも、ミントのよい香りがします。ドライのものは、ガーゼにくるむとよいですね。もっとお手軽なものでいくとエッセンシャルオイルやハッカのオイルもおすすめです。
この季節、匂いが気になる足、つかれた足、むくんだ足がさっぱりとしますね。

ミントを使ったドリンクいろいろ、ミントの緑茶はいかがですか?

オレンジジュース、グレープフルーツジュースなどのフレッシュジュースとミントの相性は抜群です。スイカジュースにもあいます。夏の定番といえば、ライムソーダ。炭酸水200CCにライム半個、、ミントの葉4~5枚が目安です。ジンジャエールに添えてもいいですね。
朝のホットドリンクも、夏なのでさっぱりさせたい場合、紅茶にレモンとミントを浮かべます。レモンスライス1枚にミント3~4枚が目安です。意外においしいのが、ミントの緑茶。ミントは4~5枚×人数分を急須にいれ、煎茶をそそぎます。ホットでもアイスでも。
蒸し暑い日がこれからやってきます。毎日、お水とハーブをボトルなどにいれて冷蔵庫で冷やしておくと、いつでも飲めて、美味しいミント水でこまめに水分補給ができますね。

ミント緑茶。お好みでお砂糖を入れる方も。
ミント緑茶。お好みでお砂糖を入れる方も。

昨夜の夏至の夜をキャンドルナイトですごされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
キャンドルナイトは夏至の当日20時から22時まで電気を消し、ろうそくの明かりだけで過ごすというものです。節電を意識し、今自分の持っているものに感謝し、家族・親しい人との絆を持つ時間として夏至の前後の週末に行うのもよいですね。
キャンドルパーティーで、ミントで彩る食卓はいかがですか?また半夏生に、仕事を一段落させた労をねぎらい、ミントやキャンドルでゆったりした時間をもつのもいいですね。
1年の後半戦にむけて、パッと気分がかわり、新しいアイデアも沸いてくるかもしれませんよ!
よい1日をお過ごしください。