鳥取県中部の地震の振り返りと家庭でできる災害対策 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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鳥取県中部の地震の振り返りと家庭でできる災害対策

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備蓄品と地震情報(画面は10月21日鳥取県中部での地震)

備蓄品と地震情報(画面は10月21日鳥取県中部での地震)

熊本地震で大きな被害を受けた家屋(4月18日、熊本県益城町)

熊本地震で大きな被害を受けた家屋(4月18日、熊本県益城町)



鳥取県中部で震度6弱を観測した地震から、1週間・・・家庭でできる災害対策をもう一度見直してみましょう。

鳥取県中部で震度6弱を観測した地震から、1週間が経過しました。地震発生直後に比べて少なくはなりましたが、避難所での生活を続けている方もいます。これからの季節は、寒さにお気をつけください。地震のように予想できない災害に対しては、普段から準備をしておくことが大切です。
「トクする!防災」プロジェクトチームからは、災害時の水の確保や、普段からできる災害対策について提案します。この機会に、ご家庭での災害対策について、家族みんなで確認してみましょう。

鳥取県中部地震の現在の状況

10月21日14時7分に、鳥取県中部を震源としてマグニチュード6.6、最大震度6弱を観測する地震がありました。10月27日11時現在、この地震による負傷者は26人(消防庁情報)、住家被害は1,638棟(消防庁情報)となっています。地震直後には3,000人近くが避難所へ避難していましたが、10月27日7時現在は400人程度(消防庁情報)が避難所へ避難しています。
今回の鳥取県中部の地震では、これまで活断層の存在が知られていないところが震源となりました。鳥取県中部の地震のマグニチュードは6.6ですが、このような規模の地震では地表に断層が表れないことが多く、過去に発生したことがあるかどうかを把握することは難しいです。
したがって、今回のようなマグニチュード6.6という規模の地震は、活断層が見つかっていない地域も含めて、日本全国どこでも発生する可能性があります。鳥取県の倉吉市、湯梨浜町、北栄町では震度6弱を観測しましたが、この程度の揺れは自分が住んでいる地域でも十分に起こり得えます。
もし今回のような地震が自分の住んでいる地域で起きたらどうなるか、この機会にイメージしておきましょう。
今後、29日の日中は気温が平年より低くなることが予想されています。避難されている方は体調を崩さないよう、暖かくしてお過ごしください。
身近なもので暖を取るには、一般的な暖房用具の他、ダンボールやアルミホイル、新聞紙も有効です。ダンボールをアルミホイルで覆い、下に敷くだけで冷たい空気を防ぐことができます。
また、避難所内でもアウトドア用のテントや寝袋があると、比較的暖かな個人空間を確保することができます。避難所への避難の際、もって行くことができれば、アウトドア用品を持っていくのも良いでしょう。
さらに、栄養の偏りから体調不良を引き起こすことも考えられますので、不足しがちな栄養を摂取できる栄養補助食品等を使って、体調を整えるようにしましょう。

断水対策

今回の地震では、水道管の破損による断水が起こりました。大規模震災の場合には、水道が復旧するまでに時間がかかることもあります。断水に備えて、次の2つを心がけましょう。
1. 家族全員に十分な飲み水を備蓄しておく
2. 給水車による給水が始まったときのために、給水タンク・給水袋を用意しておく
1. 家族全員に十分な飲み水を備蓄しておく
人の身体の60%は、水でできていると言われます。そのため、水を飲まなければ命を保てません。体の隅々にまで栄養を運ぶためにも、老廃物を排出するためにも、水分補給が大切です。
大人1人が必要とする水の量は、1日3リットルといわれています。給水車の到着や救援物資が届くまでの3日間、家族全員分の水は備えておくと良いでしょう。
2. 給水車による給水が始まったときのために、給水タンク・給水袋を用意しておく
水道が復旧しなくても、給水車による給水が行われる場合があります。このとき、水を家や避難所で確保しておくために、給水タンクや給水袋が有効です。また、給水タンクや給水袋がない場合でも、ダンボールにビニール袋を入れ、簡易給水タンクを作ることもできます。水の確保ができるよう、しっかり準備しておきましょう。
災害の際に自宅で3日間過ごす時に必要な備蓄品はこちら(トクする!防災 備蓄の心得)をご覧ください。
また、大都市、山間部・島部など孤立の可能性がある地域では、住民全員に支援物資が届くまでに時間がかかる可能性があるため、より多くの備蓄が必要であると考えられます。それらの地域にお住まいの方は、意識して備蓄するようにしてください。

日頃の備え

自然災害は、いつ起こるか予想できないものが多くあります。特に地震は、いつ、大きなものが起こるかわかりません。そのため、日頃から備えておくことが大切です。
日頃の備えとしては、次のことがあるでしょう。
1. 食料・生活用品の備蓄
2. 非常用持ち出し品の準備
3. 家具の固定
4. 家族の避難場所の確認
1. 食料・生活用品の備蓄
食料品・生活用品の備蓄は、非常食や防災グッズを用意しておくほか、普段食べているもの、使っているものを少し多めに買っておき、使った分だけ買い足して、常に家に少し多くの食料や生活用品がある状態を保っておく「ローリングストック法」の実践がオススメです。
ローリングストック法を用いれば、普段の生活をしながら、食料品や生活用品の予備を置いておくだけで、簡単にいざというときのための備えができます。注意点としては、ローリングストックをしているものを使った際には、必ず直後に買い足すということです。常に食料品や生活用品が一定量、家においてある状態を保ちましょう。ローリングストック法についての詳しいことはこちら(トクする!防災 備蓄の心得)をご覧ください。
2. 非常用持ち出し品の準備
災害の際には、避難所へ避難する必要がある場合もあります。その際に、何を持っていくのか、事前に準備しておくことが大切です。避難所へ持っていくものは、食料品や生活用品のほか、貴重品や書類もあると良いでしょう。また、女性や小さなお子さん、高齢者の場合は、救援物資では届きにくいものを必要とすることがあるので、ご家庭ごとに必要なものを確認しておきましょう。避難所に持っていく具体的なものの一覧はこちら(トクする!防災 備蓄の心得)をご覧ください。
3. 家具の固定
自宅で災害に遭った場合、被害を最小限にとどめるため、家具の固定を行うとよいでしょう。寝ているときや食事をしているときなど、自宅で生活する場所を改めて確認し、動いたり落ちてきたりする危険のある家具はしっかり固定しましょう。
4. 家族の避難場所の確認
家族がそれぞれ、別々の場所にいる時に災害に遭う場合もあります。大規模災害時は、通信がダウンし家族と連絡が取れないことも多くあるため、事前に避難場所を決めておきましょう。その際に、家族全員で災害への備えを見直すとよいでしょう。
災害対策は、自分ごととして取り組み、必要なものを考えたり、避難場所を決めたりすることが大切です。この機会に、自分や家族にとって必要な対策や物品を確認してみましょう。


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