もうすぐ十五夜! 今年は手作りの月見団子でお月見を楽しみましょう

2016/09/11 18:30

昔から初秋は台風や長雨が続くといわれていますが、今年も9月に入り台風が続いています。中旬に入ると、秋晴れも多くなり、空が澄んで月が美しく見えることでしょう。 今年の「中秋の名月」は9月15日(木)です。江戸時代には、健康や収穫を祝って、「中秋の名月」の日に家族でお団子を作る風習があったそうです。それにならい、今年は、家族や仲間とお団子を作って、月を眺めてみませんか?

15日(木)が、今年の中秋の名月にあたります。きれいな満月が見られますように……
15日(木)が、今年の中秋の名月にあたります。きれいな満月が見られますように……
十五夜=中秋の名月とは? 「中秋」は旧暦の秋(7、8、9月)の真ん中で、8月15日を指します。現代の暦では、9月中旬〜10月初旬に当てはまります。 満月はほぼ毎月見られますが、「中秋の名月」の頃は1年で一番きれいに月が見られることから、月を眺める風習が貴族たちの間で流行りました。江戸時代に入ると、秋の収穫の感謝の意味を込めて、お供えして月見をするようになりました。 月見には「最も美しく見える季節に月を鑑賞する」+「神様への豊作祈願や収穫の感謝を表す」という意味合いがあるのです。 覚えておこう!基本のお団子作り お月見といえばお団子。月に見立てたお団子を飾って、豊作祈願や収穫のお祝いをします。 十五夜にちなんで、一寸五分(約4.5cm)の大きさの団子を作ると縁起が良いと言われています。 お供えする数も十五夜にちなんで15個。一段目に9個(3×3)。二段目に4個(2×2)。三段値に2個、正面からみて縦に並べます。 それでは、基本の作り方を覚えておきましょう。 スーパーに行くといろいろな粉があって、どれを買おうか迷いますが、月見団子を作るには【上新粉・白玉粉・団子粉】を選ぶとよいでしょう。それぞれの特長は……
お供えする数は十五夜にちなんで15個
お供えする数は十五夜にちなんで15個
◎蒸してからこねるタイプ 【上新粉】うるち米を洗い、乾燥させてから粉にしたもの。柏もちなど、歯ごたえのあるお団子になります。 ◎こねて丸めてゆでるタイプ 【白玉粉】もち米を洗って水に浸して後、水を加えながら挽き、沈殿したものを乾燥させたもの。 大福など、やわらかいお団子になります。 【団子粉】もち米とうるち米をブレンドし、粉にしたもの。上新粉と白玉粉の良いところをとった、お団子を作りやすい粉です。
同じ米粉でも団子の仕上がりが異なります
同じ米粉でも団子の仕上がりが異なります
【上新粉】を使って作るお月見団子 上新粉 100g 水 100~110cc お好みで砂糖 大さじ2 ①ボウルに上新粉入れ、お湯を少しずつ加えて耳たぶくらいのやわらかさになるまでよくこねる。 ②こねた生地を3~4等分にして蒸し器に入れ、20~25分蒸す。 ③ボウルに移し、手やすりこぎなどを使ってよくこねる。水を加えて柔らかさを調整する。 ④丸める。 【白玉粉・団子粉】を使って作るお月見団子 粉 100g 水 適量 ①白玉粉に水を少しずつ加え、耳たぶくらいのやわらかさになるまでこねる。 ②手で丸めていき、たっぷりのお湯で2〜3分ゆでて、冷水にとる。 ──上記の水の代わりに粉と豆腐を1:1で混ぜると、お豆腐効果で、次の日もやわらかくもちもちしたお団子が食べられます。ぜひ試してみてくださいね!
白玉粉はやわらかくてつるんとした食感に
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