登山やハイキング、天候の急変に注意を!(秋編)

2016/09/11 16:30

さわやかな秋空の下、登山やハイキングを楽しむ方が増える季節。 山歩きは楽しいものですが、標高の高い場所には「天候の変化」「気温の変化」といった危険があります。 リーダーやガイドさんに頼りきっていては、想定外の事態が起きた時にちゃんと対応できないことも。 秋のハイキングを楽しむ際の注意点について、まとめてみました。

ダイナミックで美しい「紅葉」。ゆっくり眺めていたいけれど、お天気の急変には要注意!
ダイナミックで美しい「紅葉」。ゆっくり眺めていたいけれど、お天気の急変には要注意!
基本的なことですが……秋は「日没」が早まります 「早出」「早着」が登山の基本ですが、これをいっそう心がけたいのが秋の山歩き。 当たり前のことですが、秋は一日ごとに「日没」が早まるからです。 実際、秋の山では「日没後に道に迷った」などが原因の遭難が多発します。 早め早めの行動を心がけてさえいれば、防げるタイプの遭難です。 日帰りのハイキングでも、「日暮れが早い」のを念頭に置いて行動するのが鉄則。 「15時には下山する」のを目安に、余裕をもった行動を心がけましょう。
「秋の日はつるべ落とし」うっかり日没……なんてことにならないように!
「秋の日はつるべ落とし」うっかり日没……なんてことにならないように!
何度でもおさらい「山の天気はなぜ変わりやすい?」「標高と気温の関係は?」 山で風が吹くと、その風は斜面に沿って昇っていくため「上昇気流」が発生し、やがて雲ができあがります。 とくに、海から吹く「湿った風」が斜面に当たると、霧や雲が発生し、雨が降りやすくなる、というメカニズムです。 また、標高が100メートル高くなると、約0.6度気温が下がります。 500メートル登るとおよそ「3度」、1000メートル登るとおよそ「6度」下がる計算です。 「晴れ」の「日帰り」でも、雨具と防寒具は必須! 平地では「好天」だったのに、山間部では急に雲が出て気温が下がったり……。 ずっと「無風」だったのに、稜線に出たら、強風が吹いていたり……。 局地的に天候が悪化するのも、山でよくある現象です。 衣服が濡れ、強風にさらされると、「低体温症」「疲労遭難」の危険が高まります。 雨具、防寒具は、季節を問わず「必ず持参」するようにしてくださいね。 気になる「紅葉の進み具合」は? これからの季節、紅葉をお目当てに秋山ハイキングに出かけるという方も多いですよね。 お目当ての山がどれくらい紅葉しているか、そろそろ調べ始めている方もいらっしゃると思います。 ご存知のように、紅葉の進み具合は、その年の気温や天候によってかなり異なるもの。 その場所の緯度や高度、木の種類、さらには木の個体差(?)もあり、なかなか一概には言えないようです。 とはいえ、「紅葉前線が山を下りる速さ」には目安があります。 1日あたりおよそ「36メートル」、1週間あたりおよそ「250メートル」というのが指標になるのだとか。 また「9月の温度が平年より1度高いと、色づきは4~5日遅れる」「逆に1度低ければ、4~5日早まる」といった目安もあるそうですよ。 下調べも、準備も万全に、秋の山歩きを楽しんでくださいね! 参考:平井史生「登山・ハイキングを安全に楽しむための よくわかる山の天気」(誠文堂新光社) 猪熊隆之・廣田勇介「山の天気リスクマネジメント」
行き先の「標高」「緯度」なども考えながら、下調べと準備を
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