日本列島は、週替わりで台風が近づき、不安定な天気が続いています。
夏の疲れも出る頃ですし、新学期に向けて、体調管理には気をつけたいものですね。
明日31日は「野菜の日」。
野菜はビタミン、ミネラルが豊富で健康な体づくりに欠かせない食材ですが、現代人の野菜不足は深刻な状況とも言われています。
明日「野菜の日」は意識して野菜を食べ、野菜生活を始めるきっかけにしてください。

8月31日が「野菜の日」にちなみ、全国各地で様々なイベントが開催!
8月31日が「野菜の日」にちなみ、全国各地で様々なイベントが開催!

8月31日は「野菜の日」!

1983(昭和58)年、全国青果物商業協同組合連合会など9つの団体が、もっと野菜について認識してもらいたいと「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから、8月31日を「野菜の日」に制定しました。
まずは「野菜の日」のちなみ、各種企業や団体で、野菜の日にちなんだイベントや企画を行っているので、HPで「野菜の日」と検索してみてください。耳寄りな情報が得られるはず。
【おすすめHPの一例】
リンガーハット、カゴメ、JAグループ、キューピー、エバラ食品、ガゴメ、サラダクラブといった身近な企業から、日本野菜ソムリエ協会をはじめとする組織・団体でもプレゼントキャンペーンやイベントを開催!
ぜひ、ネットでチェックしてみてくださいね。

今さらですが、野菜って何?

野菜の定義は非常に難しく、果物(果実)との分類については、国によっても違い、日本でも生産・流通・消費などの分野で分類の仕方が異なるものもあります。
農林水産省のHPには、次のように定義されています。
①田畑に栽培されること(栽培されていない山菜などは野菜と区別することが多い)
②副食物であること=おかずとして食べるもの
③加工を前提としないこと(こんにゃくのような加工を前提とするものは野菜としていない。漬物のように原料形質がはっきり残っているものや家庭における簡易加工は加工に含まない)
④草本性であること
つまり、いちご、メロン、すいかなどは野菜に分類されるということ!
けれど、果実的な利用をすることから「果実的野菜」と呼ばれています。

野菜の定義は、実は難しいのです……
野菜の定義は、実は難しいのです……

1日350gを摂取するための「ベジフルセブン」

健康のために1日で必要な野菜の量は、350g。
といっても、どのくらいの量かイメージがつきませんよね。
そこで、青果物健康推進委員会が提唱する「ベジフルセブン」をご紹介します。
【ベジフルセブンの考え方】
ベジフルセブンとは、健康を維持するために必要な野菜と果物の摂取基準のこと。
「ベジフルスコアカード」をつけながら、野菜と果物の毎日の摂取状態を確認するだけで、効率的に1日に必要な野菜と果物を摂取できる取り組みです。

食べ物をスコア化して記録する「ベジフルセブン」
食べ物をスコア化して記録する「ベジフルセブン」

【ベジフルセブンのやり方】
小鉢(小皿)の野菜料理1皿分(約70g)=1スコア、
大皿の野菜料理1人分=2スコア
小さい果物=1スコア
大きい果物=2スコア
上記のように計算し、野菜を5スコア(皿)と果物を2スコア(皿)を目指して摂取します。
(例)
大根の味噌汁………1/2スコア   みかん………1スコア
青菜のお浸し………1スコア    キウイ………1スコア
野菜サラダ…………1皿分     りんご………2スコア
カボチャの煮物……1皿分     もも…………2スコア
野菜炒め………… 2皿分
野菜カレー…………2皿分
「ベジフルスコアカード」は、青果物健康推進委員会のHPからダウンロードできます。
実際に口にする料理の形で把握できるため、実践しやすく、また、栄養バランスを考えながら野菜を摂取することができます。ぜひ、トライしてみてください。
── 野菜は体によいものです。それは多くの人が理解していることなのですが、なかなか効率的に野菜を摂れていない人も多いはず。
そうした人は、「ベジフルセブン」を目安に日々の食事を工夫して、上手に野菜を摂取するように心がけたいですね。
参考HP/果物健康推進委員会、農林水産省

毎日しっかり野菜を摂る習慣をつけましょう
毎日しっかり野菜を摂る習慣をつけましょう