王様の野菜「モロヘイヤ」。栄養満点、旬の野菜で夏バテを吹き飛ばそう 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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王様の野菜「モロヘイヤ」。栄養満点、旬の野菜で夏バテを吹き飛ばそう

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さっと茹でてお浸しにしたり納豆に混ぜたり、またスープにしても美味

さっと茹でてお浸しにしたり納豆に混ぜたり、またスープにしても美味

 7月から8月が旬のモロヘイヤ。夏野菜というと、トマトやキュウリ、ナスに目が行きがちですが、栄養価の高さは、野菜のなかでもピカイチ。

 様々なビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいるので、暑くて疲れた体にはぴったり。独特のヌメリ感もハマるとクセになる味わいです。最近は、スーパーでも多く出まわっているので、手軽に食せる点もうれしい限り。

 今回は、今が旬のモロヘイヤの素晴らしいパワーに迫ります。

■「王様の野菜」といわれ、クレオパトラも食したモロヘイヤ

 モロヘイヤの原産地は、インド西部からエジプトなど一帯です。

 アラビア語で「王様の野菜」を意味する「ムルキーヤ」が語源と言われています(ムルキーヤがムルヘーヤに、そしてモロヘイヤとなったとか)。

 実際に、エジプトの王様が重病を患ったとき、モロヘイヤのスープを飲んで治ったという言い伝えもあるほど。エジプトでは、遙か昔からスープなどで食べられており、かのクレオパトラも好んで食べたといわれています。日本で流通されるようになったのは、80年代。その栄養価の高さゆえ、健康野菜として認知度は一気に広まりました。

■老化を防ぐ!? 豊富なカロテンと栄養素

 モロヘイヤは「王様の野菜」といわれるだけあり、栄養満点。

 主な栄養素は以下のとおりです。

◎βカロテン
野菜全体のなかでも含有量はトップクラス。ホウレンソウの約2倍も含まれています。
老化の原因となる活性酸素の働きを抑える効果が期待され、血液や粘膜を丈夫にしてくれる効果が見込まれます。

◎その他のビタミン群
βカロテンだけでなく、ビタミンB1、B2、C、E、Kが含まれる、まさにビタミンの宝庫。
B2は細胞の再生、脂質の代謝を促してくれます。またKは、カルシウムを骨に取り込むのを助ける働きが期待されます。

◎カルシウム
野菜のなかでパセリに次いで多い含有量です。カルシウムとビタミンKが合わさることで、骨の健康維持を助け、骨粗しょう症を予防することが期待されます。またミネラル類は、カルシウムだけでなく鉄分、カリウム、マグネシウムなど豊富に含まれています。

◎食物繊維
水溶性食物繊維であるマンナンが含まれています。
マンナンは便の状態をよくする効果や、コレステロールを吸着し体外に排出する効果が見込まれるもの。お通じにもひと役買ってくれます。

■家庭菜園では食べられない部分があります!

 モロヘイヤはどこまで食べられるのか――。

 スーパーなどで出まわっているモロヘイヤは、葉も茎も美味しくいただけますが、家庭菜園など自分で育てて食べる場合は、注意が必要です。

◎家庭菜園などで食べられる部分は……
収穫期のもの:根っこ、茎
つぼみが出た時期:根っこ、茎、つぼみ

◎家庭菜園などで食べられない部分は……
たね、莢(さや)、発芽して間もない若葉

 これはあくまで家庭菜園の話。青果店やスーパーなどで売られているモロヘイヤは食しても安全です。

 モロヘイヤの種子や莢(さや)、若葉には強心作用のある成分が含まれています。茎も避けたほうがよいでしょう。

 収穫時の誤った摂取は、めまいや嘔吐などの中毒をおこすので、小さいお子さんがいる場合はとくに注意してください。

 繰り返しになりますが、市販のものは、食品安全委員会も「野菜としてのモロヘイヤ、モロヘイヤ健康食品、モロヘイヤ茶から問題の成分は検出されていない」としているので、安心して美味しく食べてくださいね。

 やはり、夏には夏の野菜を食べることで、元気もチャージできるはず。暑さを乗り切るために、ぜひモロヘイヤを食卓に取り入れてみてはいかがでしょう。

※配信後、記事の内容を一部修正しました。


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