お天気は全国的に不安定な日が続いていますが、梅雨が明ければ夏の太陽が待っていますね。照りつける太陽の下、空に向って大きな花を咲かせる花「ひまわり」の季節到来です。太陽を追いかけて花が回るといわれていますが、それはつぼみが咲き始めるあたりまで。花が咲いてしまうと東南方向に向いたまま動かないということです。ひまわり畑で顔を揃えたように一斉に咲いている姿はやはり圧巻です。
見るだけでも元気がでてくる「ひまわり」を大いに楽しんで、元気に、健康になってみませんか?

群生するひまわり
群生するひまわり

ひまわり畑に迷路が出現! 遊びに行くのはいかがですか?

探してみると全国にはひまわり畑がたくさんあるようです。ひまわりはご存じのように背の高い茎に大きな花が咲く植物です。そのひまわりが何千本、何万本、処によっては何十万本と咲いているそうです。想像するだけでも眩しい光景が浮かびますね。そんな畑に入り込んだら大人だって迷子になってしまいそうです。だからこそ、迷路を作っているひまわり畑もあるんです。ひまわりの中を歩くってどんな気分でしょうか? 子供たちだったらきっと花を見上げながらジャンプしたり、走り回ったり夢中になることでしょう。いえいえ大人だって、きっとひまわりの大きさに圧倒されて明日からまた頑張ろう! と元気を貰えることでしょう。
探してみたら、あんがい近くにあるかもしれません。
訪れてみるのも夏のお楽しみになりますよ。

ひまわり迷路
ひまわり迷路

明るいイメージの「ひまわり」ですが、こんな映画もあります

映画『ひまわり』は1970年のイタリア映画です。
オープニングとエンディングにスクリーンいっぱいに映しだされる「ひまわり」が印象的でした。
戦争で引き裂かれた若い夫婦の物語です。戦争が終わっても帰らない夫アントーニオをひたすら信じて待つ妻ジョバンニ。こらえきれず探しに出かけたジョバンニが見つけ出したのは、異国ですでに若い妻と新しい生活をしているアントーニオ。心引き裂かれたジョバンニは列車に飛び乗り、嘆きと失意のなかに帰るのでした。何年かの後、苦悩の果てにジョバンニをたずねるアントーニオが見たのは、赤ん坊を抱えたジョバンニの姿でした。ジョバンニはかつて戦争に行くアントーニオを見送ったミラノの駅でふたたび別れの列車を見送ります。
この映画を象徴するのが「ひまわり」です。地平線いっぱいに広がるひまわり畑は息を呑む壮大さ。オープニングでは次第にアップになる風に吹かれるひまわりの首は下を向いています。これから始まる映画の悲しみを表わしているのかもしれません。そしてエンディングでひまわりは穏やかな風に吹かれています。流れるヘンリー・マンシーニの哀愁を帯びたメロディーも、明るいひまわりとは裏腹な悲しみの物語を暗示させて心に響きます。

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