暑中お見舞い申し上げます!二十四節気「小暑(しょうしょ)」 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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暑中お見舞い申し上げます!二十四節気「小暑(しょうしょ)」

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本日7月7日は七夕(しちせき)の節句・星祭。夜のお天気が気になるところですね。二十四節気では「小暑(しょうしょ)」となり、暦の上で暑中に入りました。今年はすでに猛暑日となっている地方も多く、すっかり真夏の気分ですが、七十二候でも今日から第三十一候の「温風至(あつかぜ いたる)」に。そろそろ梅雨明け宣言が待たれるころ、京都では「鱧(はも)祭り」とも呼ばれる「祇園祭」が幕開け、梅雨明け花があちらこちらで咲きはじめています。

「小暑」の初候・七十二候「温風至(あつかぜいたる)」

梅雨明けを前に猛暑日が頻発している今年ですが、暦もようやく追いついた感があり、本日7月7日から二十四節気「小暑(しょうしょ)」となりました。天明8(1788)年に記されたという暦注解説書「暦便覧」によると、「小暑」とは、「大暑来れる前なればなり」。天文学では、太陽黄経が105度の点を通過する瞬間をさします。
「小暑」は、一気に陽光の強さが増し、暑さが日ごと厳しくなるころ。この「小暑」から「立秋」の前日までを「暑中」といい、暑中見舞い状を出す期間とされています。また、七十二候も第三十一候「温風至(あつかぜいたる)」となり、太平洋高気圧から吹き付ける南風が、日本列島に炎天をもたらします。
すでに暑さ苛烈な今年は、これからますます暑くなるのでは?と思うと少々げんなりしそうですが、夏を乗り切るためにも、体調管理や熱中症対策、食養生などに、例年以上に気をつけたいところです。

別名「鱧(はも)祭り」。京都「祇園祭」は7月1日~

疫病や災厄が起こりやすかった、いにしえの夏。その原因と考えられていた怨霊を鎮めるための「祇園御霊会(ごりょうえ)」をはじまりとするのが、京都・八坂神社の祭礼「祇園祭」です。コンコンチキチン コンチキチンというお囃子の音が京の街に響き渡り、絢爛豪華な山鉾が街を練り歩く「宵山」をハイライトに、7月1日~7月31日の1ヶ月間にわたって様々な神事・行事が行われます。
この祇園祭の異名が「鱧祭り」。梅雨明けのころ旬を迎える鱧は、大変生命力が強く、生きたまま京都へ持ち込める貴重な活魚として、昔から大変珍重されてきた夏の味覚です。
小骨が多く他所では相手にされなかった鱧を、格別な料理に仕立てあげるのは、皮を切ることなく、僅か3センチほどの幅の身に24回もの包丁を入れるという「骨切り」の職人技。葛をその身にまぶしてお湯へ入れると、皮が縮んで反り返り、ふんわりと牡丹の花ような風情で白い身が花開くのです。
盆地ゆえにとりわけ暑い京都の夏。浴衣や絽の着物姿で祇園祭に出掛けて、宵山、山鉾巡業、町家が公開される屏風祭などを見物した後は、鱧料理に舌鼓…そんな暑さを愉しむ過ごし方にも、憧れますね。

鬼百合、タチアオイ、ハス…梅雨明け花たちも艶やかに

花茎の下から花が開く咲き始めに梅雨の訪れを知らせ、頂の花が開くと梅雨明けを知らせるという「タチアオイ」。
梅雨明けを待ち兼ね、梅雨明けと同時に広がる夏の炎天に、華やかなオレンジ色の花弁を反り返すように開かせる「鬼百合」。
極楽浄土を象徴し泥の上に荘厳に開く「ハス」もまた、梅雨明けを教えてくれる小暑から大暑にかけて盛りを迎える「梅雨明け花」でしょうか。
どんよりとした梅雨空がからりと晴れ上がり、真っ白な入道雲がもくもくと立ちのぼる夏の空のくっきりした青さに、梅雨明け花たちの姿が凛と美しく映えるころとなりました。

本日の七夕、さて、今宵の空模様は?

今宵、「織り姫(おりひめ)」と「彦星(ひこぼし)」が果たして会えるかどうか、夜の空模様も気になるところですね。例年梅雨の雨で天の川を見ることはなかなか叶いませんが、今年はひょっとして…と、期待も高まります。
もしも雲が切れ星空が現れたら、東の空を見上げて「夏の大三角」と呼ばれる3つの明るい星を探してみてください。
一番高いところにあって碧く輝くのが琴座のベガ(織姫星)、その右下にきらめくのが鷲座のアルタイル(彦星)、ベガの左下で瞬くのが白鳥座のデネブです。町明かりのない場所でなら、もしかしたら光の三角形の間に、天の川が流れているのも見えるかもしれません。
──どうか、暑い夏を健やかに過ごせますように。あの人への思いが伝わりますように。世界が平和でありますように。
もしも、織姫星と彦星が見えたなら、五色の短冊に綴った願いごとが、ほんとうに天まで届く気がする七夕の節句です。


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