2016年5月16日、沖縄・奄美地方が梅雨入りしたと発表がありました。爽やかな気候から、鬱陶しい梅雨へ、季節が移り変わっていますね。

 こんな時期に気になるのは食材が傷みやすいこと。高い湿気と温度で菌が活発になるからです。特に生野菜は、冷蔵庫に入れておいても冬場に比べると早く傷んでしまいがち。

 そこで、食材をムダなく、しかも手早く使えると人気の保存方法をご紹介します。共通のポイントは「玉」のようですよ。

野菜が使いきれなくなる前に、「野菜玉」にしましょう
野菜が使いきれなくなる前に、「野菜玉」にしましょう

●忙しい人こそ「下ごしらえ」が大切!

 食材に関して、こんな悩みはありませんか?

・スーパーの特売で野菜やキノコをたくさん買ってしまい、食べきれなくて困ることがある。
・なるべく多くの種類の野菜を使いたいけれど、準備に時間がかかる上、面倒。
・出汁をとり味噌を溶いて具材を切って・・・朝の一杯の味噌汁のために手間をかけたくない。

 そんな問題を解消するのが、ネットでも話題の「野菜玉」「きのこ玉」「味噌玉」です。

平たく言えば、“下ごしらえ”なのですが、時間のある時に食材をまとめて加工し、少量ずつラップに包んで「玉」にして冷凍保存しておくのがポイント。

 一人暮らしでも家族がいても、使いたいときに使いたい量だけを使えるので便利です。下ごしらえが済んでいるので、料理時間の短縮やガスや電気の節約にもなります。食材を買い過ぎても、腐らせたりせず、無駄なく使う工夫ですね。

●まずは、「野菜玉」を作ってみよう

 スープや野菜炒めなど、料理を手早く作るのに便利なのが、「野菜玉」です。

1.お好みの野菜をみじん切り、もしくは好きな形にカットする
2.軽く下茹でする(固めでOK)
3.少量ずつラップで丸めて冷凍する

 使いたい時に冷凍のまま加熱して使います。

 例えば、肉野菜炒め用には玉ねぎ・ニンジン・白菜・キャベツ・ピーマン・ブロッコリー・もやしなどがオススメ。お肉を炒めたところへ、冷凍のまま野菜玉を投入すれば、あっという間に火が通って肉野菜炒めの出来上がり!

 スープ用には、玉ねぎ・セロリ・ニンジン・かぶ・カリフラワーなど、用途ごとに「野菜玉」を作っておくのもいいですね。

 さまざまなメニューに利用できるので、作っておくと重宝します。

●次に「キノコ玉」に挑戦

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