そろそろ新生活の疲れがたまってきたころではないでしょうか?
疲労回復&スタミナアップには、ニラを使った料理をオススメします。なぜならニラは江戸時代には薬草として栽培されていたほど栄養価が高い食材だからです。
しかも、春先に出回る一番刈りのニラはひと味違います。
この時季にしか味わえない“春ニラ”を食べて、元気に過ごしましょう。

ビタミンB1の吸収率を高めるニラとビタミンBが豊富なレバーを使った「レバニラ」は疲労回復の最強メニュー
ビタミンB1の吸収率を高めるニラとビタミンBが豊富なレバーを使った「レバニラ」は疲労回復の最強メニュー

ニラの旬は、春!

ニラは夏バテのときに食べるイメージがあるため、夏が旬の野菜だと思われがちですが、実は、最もおいしい季節は、春です。
多年草で生命力の強いニラは、寒さや暑さに強く、同じ株から年に数回収穫できますが、春先に出始めた一番刈りの葉は柔らかく、香りや甘味も強くてとてもおいしいといわれています。

春ニラは柔らかくておいしい!
春ニラは柔らかくておいしい!

ニラは栄養の宝庫!

強いかおりが食欲をそそるニラですが、
βカロテン、ビタミンB、C、E、カルシウムやカリウムなどを豊富に含み、栄養面からみても大変バランスのよい食材です。その栄養効果についてご紹介します。
◆疲労回復力を高める!
ニンニクにも似たニラの強いかおりは、アリシンという成分に由来します。アリシンは、ネギや玉ねぎにも含まれている栄養成分で、ビタミンB1の吸収率を高め、血液をサラサラにします。
疲労回復に役立つビタミンB1は、体内に余分にとどまることができない栄養素なのですが、アリシンと結合することで体内にとどまり、疲労回復をサポートします。

にんにくや玉ねぎの成分でもある“アリシン”で血液サラサラに!
にんにくや玉ねぎの成分でもある“アリシン”で血液サラサラに!

◆老化を防ぐ!
ニラは3大抗酸化ビタミンといわれる【βカロテン、ビタミンC、ビタミンE】をたくさん含んでいます。抗酸化ビタミンは、老化の原因となる活性酸素を消去し、脂質の酸化を防いで若さを保ちます。
◆体を温める!
体を温める温性野菜なので、食すと血流が良くなります。また、胃腸の働きを整える効果もあり、昔から「二日酔いにはニラのみそ汁が効く」といわれています。
── にらとキムチのチヂミ、豚キムチをはじめ、チゲなどの韓国料理の辛い一品にも必ず入っているニラ。
そして和食でも、ニラ饅頭、ニラともやしの豚炒め、ニラたま、ギョーザ、ニラ入りラーメン、ニラとチーズの春巻、ニラ入り春野菜のスープetc.
様々な料理を引き立ててくれる滋味豊かなニラ……。
このように、そもそも栄養豊富で彩りとしても多用されるニラですが、旬の時季は栄養価が最も高いといわれています。積極的に食事に取り入れて疲労回復に役立ててくださいね。

ニラのみそ汁は二日酔いに効く!
ニラのみそ汁は二日酔いに効く!