運動会の季節が秋から春になったのはなぜ? 時代や地域によって異なる運動会のあれこれ

2016/04/04 16:30

10月の国民の祝日といえば、そう「体育の日」ですね。 さらに、「芸術の秋」「食欲の秋」などと並び、「スポーツの秋」と称されることもあって、運動会が実施される時季は、“秋”と思う人も多いかもしれません。 でも最近は、春に運動会を開催する学校が多くなってきていることをご存じですか。 そこで今回は、なぜ多くの学校が運動会を春に行うようになったのか、その理由を調べてみました!

春の暖かい気候に恵まれながら「よーい、どん!」
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かつて運動会は年に2回あった!? かつて運動会は「春の運動会」「秋の大運動会」があり、1年に2度開催されていました。 秋に開催される運動会には「大運動会」と「大」をつけるところが多く、秋のほうに重点が置かれており、春よりも盛大に行われていた傾向がありました。 そんななか、1992年に「学校週5日制(毎月第2土曜日が休業日)」が導入され、その3年後に、第2土曜日に加え第4土曜日も休業日に。 その後2000年代に入り、この制度に対する様々な議論が起こっていますが、新制度導入よって通常授業を行う日数の確保が難しくなり、やむなく学校行事を減らさなければならない……という事情が学校側に生じたのです。 そのため「運動会を年に2度も実施することは時間の制約上厳しい……」という理由から、「運動会は年に一度開催」を採用する学校が増えていったのです。
ゆとり教育の影響はこんなところにも
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なぜ多くの学校が、運動会を秋から春に? ではなぜ、盛大に行われていた「秋」ではなく「春」に運動会を開催する学校が多くなっていったのでしょうか。 そのひとつに、「クラスの結束感を高める」という理由があります。 春は新学期の季節。新しいクラスになって人間関係を作れていない生徒たちが、春に行われる運動会をきっかけに交流を深めてくれれば……といった思いがあったのです。 次に考えられるのが、“熱中症”と“天候”への対策です。 9月から10月はまだまだ残暑が厳しい地域もあり、運動会の最中に熱中症によって救急搬送される事故が相次いで発生。 こうした事態を防ぐため、“気候的に熱中症の心配がない”春が適していると考えられるように。 また、秋は台風や豪雨なども多く天候が崩れがちですが、春は比較的穏やかな天候が多いといった側面も「春開催」に拍車をかけることに。 何より、9月以降は「受験」を控える生徒たちにとって大切な時期ということもあり、運動会よりも勉強をさせたいと思う学校やご両親も多く、昨今では秋ではなく春に行う学校が多いとされています。 ── さかのぼれば、明治時代から行われてきた運動会。 当時の運動会は、家族全員が参観するお祭りのような立ち位置だったそう。 そうした特色から、農作物の収穫が終わる秋に開催する学校が多かったのだともいわれています。 昨今では、騎馬戦や組体操を取りやめる学校も多くなり、種目も様変わりしています。 今春はどのような運動会が開催されるのでしょう。お子さんをお持ちの方は本当に楽しみですね。
騎馬戦では皆さん熱い戦いを繰り広げた思い出があるのでは
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