先日、悲願のアカデミー賞主演男優賞のオスカーを獲得したレオナルド・ディカプリオ。彼にもやっと春が訪れました。しかし、彼以外にも意外なスター達がオスカーを手にしてないのはご存知ですか?
そしてどうやら、その受賞していない面々に共通していることがあるようなのです。しかもそれは演技とは全く関係ないことのようなのです。
日本でもアカデミー賞受賞式が中継されるようになり、年々アカデミー賞の内幕もわかってきた昨今。なんだか興味深くなってきました。

なんと受賞を逃してきた原因は、華やかな女性遍歴にあり!?

ブラッド・ピット、ジョニー・デップ、ベン・アフレック、ジム・キャリー....
皆、世界的に名の知られたハリウッドの代表的な俳優達です。若い頃から人気を博し、今現在も第一線で活躍しています。コメディからシリアスなものまで様々なジャンルの映画に出演、ヒーロー・悪役問わず役を演じわけられる脂の乗った(40代〜50代)俳優たち…と言えるのではないでしょうか。それぞれに代表作も多数ありますね。
実は彼ら、去年までのレオナルド・ディカプリオ同様アカデミー賞・オスカー像をまだ手にしていないのです。意外ですね。
しかし、彼らには意外な共通点が…それは華やか(?)な女性遍歴です。共演した女優達とすぐに恋に落ちてしまう、いわゆる「共演者キラー」なのです。それでは飽き足らずお相手は世界中のスーパモデル・アイドルシンガーなど、とても派手で華やかなのです。筆者は、どんなに浮名を流そうとスクリーンの中で役になりきって熱演していれば賞に値すると思うのですが、どうもアカデミー賞選考事情はそうは簡単に行かないようなのです。
アカデミー賞を選考するのはアカデミー会員という映画産業に携わる人々、俳優・監督の他、撮影・製作・脚本家・衣装…多岐に渡りますが、一番多く割合を占めるのは俳優だそう。
つまり男優賞・女優賞は同業者同士で選ぶ色合いが強いのです。真偽の程は定かではありませんが、派手な私生活を送っているイメージの俳優たちにはどうも票が集まらないようなのです、まさか嫉妬!?そんな私情丸出しの事情があるのでしょうか。

「よく頑張ったね」慰労賞の意味合いが強いアカデミー賞

前ブロックにも書いたようにアカデミー会員多くを占めるのは俳優たち。いかに彼らに賞に値するか認められるのかがオスカー受賞へのカギです。
よく言われるのが、デニーロアプローチと称される、物語に登場する人物(この場合は実在の人物)に外見をいかに近づけるか…体重の増減や時には歯を抜いたり頭髪を抜いたり…徹底した役作りに高評価が集まるのでは、ということ。
これは、同業者同士にはいかに徹底した役作りが大変なものかが理解しやすいという面もあるのかもしれませんね。
記憶に新しいのは第86回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。実在のエイズ患者の男性を演じる為に体重を極限まで減らし挑みました。
俳優同士、苦労が分かち合える「よく頑張ったね」という意味合いが強くなりがちなようですね。
やはり映画製作中に、共演女優達にチョッカイを出しながら(!?)演技をしていては票は集まらない…のもなんとなく納得です。
ここまで、今回は男優賞について書かせてもらいました。

春はアカデミー賞受賞関連作品が続々公開、暖かい春のお出かけは映画観賞に決まり!

まだ三寒四温が続いている3月上旬ですが、来週には暖かくなるとの予報です。春の軽いコートを羽織って映画を観にお出かけしたいですね。
アカデミー賞関連で公開が迫っている注目作品をピックアップしてみました。
▪️主演男優賞:レオナルド・ディカプリオ、監督賞:アレハンドロ・ゴンザレス・イリャニトゥ、他受賞
「レヴェナント:蘇りし者」4/22公開予定
西部開拓時代を生き抜いた、実在したハンターの過酷なサバイバル物語
▪️主演女優賞受賞、他作品賞等ノミネート
「ルーム」 4/8公開予定
長年に渡り監禁され続けた主人公の女性が辿る数奇な運命
▪️助演女優賞受賞、他主演男優賞等ノミネート
「リリーのすべて」 3/18公開予定
世界で初めて性転換手術を受けたリリーとその妻の物語
どの作品も重いテーマを描いていますが、見応えのありそうな大人の為の映画ですね。
映画の世界にどっぷり浸かった帰り道は、オープンエアのカフェやレストランで春を感じながら余韻にひたりたいですね。