一年中食べている卵にも、旬があることをご存じですか? 卵が最もおいしい季節をお教えします

2016/03/11 16:30

春は生命が息吹く季節です。 そんな春の食材といえば、キャベツ、にら、みつば、ふき、たけのこ……いろいろありますが、実は、卵の旬も春!なんです。 「いつでも買える卵に旬なんてあるの?」と思われるかもしれませんが、ニワトリの生態を考えれば、納得していただけるはずです。 そこで今回は、意外な卵の旬についてご紹介します。

卵の旬は、春!旬の卵を使った卵かけご飯は、最高においしい!
卵の旬は、春!旬の卵を使った卵かけご飯は、最高においしい!
卵には「無精卵」と「有精卵」がある! まず、はじめに確認しておきたいのが、卵には「無精卵」と「有精卵」があるということです。 私たちが普段口にしている卵のほとんどが「無精卵」です。 ニワトリが卵を産むという行為は、人間でいう「排卵」と同じことであり、オスがいなくてもメスは、整った条件下であれば卵を産むことができます。 このようにメスだけで産んだ卵を「無精卵」といい、無精卵を温めてもヒヨコに孵ることはありません。 一方、オスとメスが交尾をして受精した卵を「有精卵」といい、有精卵を温めると(すべてではありませんが)ヒヨコに孵ります。 私たちがスーパーに行けば、いつでもどこでも卵を買うことができるのは、人間によって品種改良された採卵鶏(卵を産むためのニワトリ)が、管理されたケージで飼育され、「無精卵」を生み続けることができるようになったからなのです。
卵にはヒヨコになるものとならないものがある!
卵にはヒヨコになるものとならないものがある!
自然の摂理から考えると、卵の旬はやっぱり春! 「無精卵」と「有精卵」の違いが分かったところで、今回のテーマである“卵の旬”についてお話をしますね。 卵の旬はつまり、有精卵の旬のことを指します。 卵の旬を考える上で、手がかりとなる言葉が季節を表す七十二候の中にあります。それは「鶏はじめてとやにつく」という言葉で、ニワトリが春を感じて、卵を抱き始める様子を表現しています。この言葉からも、昔はニワトリも自然の中で生きている他の鳥類と同様に、春から初夏にかけて産卵を行なっていたことが分かります。 現在、一定の品質を保てる無精卵が市場の主流となっていますが、平飼いや放し飼いといった自然の状態で育てられたニワトリの有精卵も、直売所やインターネットから手軽に入手することが可能です。濃厚で味のよい旬の卵を味わってみてください。 ── ちなみに、夏場の卵はニワトリが水をよく摂取するため、水っぽく感じられるといいます。 季節のほか、ニワトリの年齢や飼育方法によっても卵の味が異なるそうなので、意識して食してみるのもおもしろいかもしれません。
卵の旬はつまり、有精卵の旬のこと!
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