まさか、渡島半島を函館だとは思っていませんか ? 形がそっくりなので、勘違いしていませんか ? 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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まさか、渡島半島を函館だとは思っていませんか ? 形がそっくりなので、勘違いしていませんか ?

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ここは函館じゃなかったのか…

ここは函館じゃなかったのか…

函館山、ちっちゃい!!

函館山、ちっちゃい!!

函館山からの夜景。街の様子がよくわかる近さ。

函館山からの夜景。街の様子がよくわかる近さ。

渡島半島が函館だったら、函館山の高さは何mになるのか…。

渡島半島が函館だったら、函館山の高さは何mになるのか…。

いよいよ3月26日に北海道新幹線が開業し、青森と函館が新幹線で結ばれます。ところで、日本地図で函館の位置を正しく指し示すことはできますか? まさか、北海道の左下全体、渡島(おしま)半島を函館だと思っている方はいませんか…。

渡島半島と函館は、形がそっくり !! 函館山は渡島半島の南の端っこ。意外と(?) ちっちゃい !!

函館山からの夜景の美しさは世界的にも有名です。両脇に海があり、陸地がくびれていて、くびれの内側にはきらめく街の明かり…。昼間に登って見れば、陸の中央に五稜郭タワーが見え、街並みに手が届くような近さ。最近は外国からの観光客も多く、一年を通して函館山はにぎわっています。
そんな有名な函館山ですが、函館の位置を正しく示すことができる人は、意外と多くありません。北海道の南西部を占める渡島半島を函館だと信じている人は、かなり多いと聞きます。それは、偶然にも形がそっくりだからです。
ある、函館在住の小学3年生の子は、2年生までは渡島半島を函館だと信じて生きてきました。が、3年生になって学校で「私たちが住む函館市」を教えられ、実は函館は、自分が信じていた渡島半島に比べて、ものすごーく小さいことを知り、子ども心に衝撃を受けたといいます。
函館に住んでいる子どもですら、そうなのですから、北海道と縁遠い土地に住む方は、たぶん、大人になった今でも、渡島半島を函館だと信じているのではないでしょうか。
実際の函館は渡島半島の南東部に位置し、函館山は、津軽海峡にちょこっとはみ出したところです。

函館はそんなに大きくありません。一方、渡島半島はかなり大きい。

平成の大合併があったため、現在、函館市の面積は678k㎡。合併以前は函館山とくびれの部分の周辺だけだったので、そのときの面積は305k㎡。
一方、渡島総合振興局と桧山振興局を合わせた渡島半島の面積は6,566k㎡。同じように半島を持つ千葉県の面積が5,158k㎡ですから、その広さがおわかりいただけると思います。
もし、新幹線で函館に行ったとしたら、だいたい丸一日あれば、函館観光を楽しむことができると思います。それに比べ、渡島半島を観光するとなると、一日だけではとても周れません。函館から松前まで車で2時間、函館から大沼まで車で1時間弱。長万部(おしゃまんべ)、江差、せたな、今金(いまかね)などを周っていると、車の移動だけで一日が終わってしまいます。千葉県を一日で観光することが無理なように、渡島半島も一日では周れないような広さです。

函館山の高さは334mで、東京タワーとほぼ同じ。

夜景が美しい函館山の高さは334m。東京タワーとほぼ同じ高さです。ふもとから出るロープウェイに乗れば、3分で頂上まで行くことができます。登山道を登れば、1時間ほどで登ることができるので、小学生の遠足によく使われます。函館山はそんな小さな山です。
日本地図を見てみましょう。渡島半島は、ほぼ、房総半島(千葉県)と同じくらいの広さです。もし、渡島半島が函館だったとしたら、函館山は、どれほどの大きな山になってしまうのでしょう。
函館の“くびれ”部分の幅はほぼ1km。右の海から左の海まで歩いて行ける距離です。函館山の高さはほぼ330m。一方、渡島半島の“くびれ”はおよそ70km。車で行くと1時間半。そんな広い土地を上から見下ろして夜景を楽しむためには、比率からいったら、函館山はたぶん、富士山よりも高くなってしまうでしょう。そこから見る夜景は飛行機から見る景色のように、街の明かりがとても遠いものとなってしまうのではないでしょうか。
渡島半島を函館だと思いこんでいた、という話は、よく耳にします。話は単純で、どちらも北海道の南西部に位置していることと、形がそっくりなことが原因です。冷静に考えれば、房総半島ぐらいの大きさの市があるはずもないのですが、やはり、形に惑わされてしまうようです。
3月26日にいよいよ北海道新幹線が開業します。北海道の玄関口である函館は、2015年、全国で最も魅力的な市区町村の第1位に選ばれました。函館が1位になったのは2014年に続いて2年連続です。北海道の中では比較的温暖で雪が少ない函館市。新幹線に乗って函館に行く際には、実際に函館山に登り、その“小ささ”を体験してみてはいかがでしょうか。


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