ブローチ…世代によって、様々なイメージがあると思いますが、大まかに言うとコンサバなイメージが浮かびます。
キッチリと着たジャケットの襟につけているスタイルが真っ先に浮かぶのは筆者だけでしょうか。生粋のブローチ愛好家の方に怒られるのを覚悟して言いますが…マダム、おば様といったちょっと年配の方のファッションアイテムのイメージです。
ところが2016年のブローチブームはちょっと違うようです。少し目先を変えてつけ方を工夫すればおしゃれ上級者になれるようです。これは是非挑戦したいですね!

ニットならなるべく上に、襟のキワにつけるとバランスが良いようです。
ニットならなるべく上に、襟のキワにつけるとバランスが良いようです。

やはり足元がポイント!全身バランスが大事です

ダイアナ妃亡き後、現在英国王室次世代のファッションアイコンとなったキャサリン皇太子妃。
美しい容姿もさることながらその現代的なファッションセンスで、彼女が身につけた物は瞬く間に完売、現在世界一影響力があるファッションセレブと言っても過言ではありません。その彼女が公式の場で好んで身につけているのがちょっと懐かしい響きのある「ブローチ」です。パールやラインストーン等を曲線ラインに配したデザインが一般的ですね。ジャケットのテーラード型の襟や詰まった開きのワンピースの襟元に合うようにデザインされているからではないでしょうか。
普段のスタイルに取り入れるなら。膝丈のジャケット&スカートのスーツやベーシックデザインのワンピースの胸元にポンと付けて、足元はパンプス…だけは絶対に避けたいコーディネイトです。いわゆるマダム風、PTA風になってしまいます。
2016年の春ファッションに取り入れるなら、足元は断然スニーカーやスリッポン。ブローチはコンサバでフェミニンなアイテムなので、どこかで対極のスポーツテイストやマニッシュテイストを組み合わせて。ブローチにフェミニンなパンプスを合わせるならボトムはカジュアルなコットンパンツやデニムにする…など、全身トータルで甘辛ミックスににするのがオススメです。

つけ方ひとつで新しく

さぁ、つけてみましょう。
鏡の前でお気に入りのブローチを襟元に当ててみて下さい。筆者のオススメの位置はなるべく上に&なるべくキワに、です。肌に近い所につけるとお顔写りが断然良くなります。
又ブローチをつける時はネックレスをつけない方が良いようです。ちょっとトゥーマッチでマダム風に…。
色はパール、キラキラ光るラインストーン、イエロー・ブルー・オレンジなどの明るい色のビーズ使いなどがいいですね。レフ板効果を発揮して上半身がグッと華やかに。
繊細な薄手ブラウスやニットはなるべく避け厚手コットンのスプリングコートやジャケットの襟元が安心してつけられますね。旬なGジャンやMA-1風ジャケットなどのカジュアルアウターにも良いですね。ニットにつける時はなるべく軽い物を選んでニットの負担にならないようにご注意を。
ブローチファッションを楽しんで帰宅した後も注意点がもうひとつ。すぐに外しましょう。どうしても刺した後はピン先の穴が開きます。すぐに外せば穴は元に戻りやすいですが、外さずつけたままお洋服をハンガーに掛けた状態が続くと穴が大きくなり元に戻りずらくなってしまいます。

いろんな所につけてみましょう

せっかく、お気に入りのブローチを見つけたら色々楽しみたいですね。
大きな物は写真のように、バッグにつけてみるのはいかがですか。コーディネイトのアクセントになりそうです。帽子につけるのも良いですね。
つけ方をマスターすればオシャレ上級者の「こなれ感」を演出できるブローチ。ちょっとハードルは高そうですが、筆者も是非この春挑戦しようと思います。
春になると襟元のオシャレが楽しみになります。三寒四温が続いていますが、早く軽いコートをサラッと羽織ってお出かけできる暖かい季節になると良いですね!

いつものカゴバッグもおめかし仕様に。
いつものカゴバッグもおめかし仕様に。