暖冬と言われていましたが、強い寒気の影響で、全国的に冬型の気圧配置に……。
スキー等のレジャーも雪が降ってこその楽しみですが、気をつけたいのが、いつもとは勝手が違う冬道での運転です。
とくに積雪地帯の気候は変わりやすく、雪国生まれの人にとっても雪道運転は難しいもの。十分な注意が必要ですし、思わぬハプニングに巻き込まれないよう、事前準備と雪道運転の心得をしっかり把握しておくことも大事!
積雪時や積雪後の路面凍結など、気をつけたいポイントを紹介します。

視界が悪く、滑りやすい雪道。無理な運転は命に関わる危険も
視界が悪く、滑りやすい雪道。無理な運転は命に関わる危険も

■要注意の「ブラックアイスバーン」。運転のポイントは……

雪道は予測不能な危険がはらんでいることを想定して、安全運転を心がけることが不可欠です。また、気をつけたいのは雪だけでなく路面凍結です。
圧雪と言われる踏み固められた雪は、車両の重量で雪が圧縮されて、路面が硬化した状態のこと。積雪1cm以上で形成されていき、表面のみ凍って非常に滑りやすくなるため、ときに大事故に発展する可能性があります。

また、冷え込む朝方や夜間に発生するブラックアイスバーンは、アスファルトの表面を薄い氷の膜が張っている状態のこと。
ドライバーから見ると濡れた路面のように見えて、凍っていることに気づかない場合もあるため非常に危険です。
アイスバーンは前日の最高気温が0℃未満のときにできやすいと言われています。
路面が黒く見えたり、透明に見えたらアイスバーンの可能性も。要注意です!

予測不能な危険がはらむ雪道。事前の準備はしっかりと!
予測不能な危険がはらむ雪道。事前の準備はしっかりと!

■冬道の運転のポイントは

冬道の運転する際に、気をつけたいポイントは……
●車間距離は、長めにとる。
●ブレーキは普段より早めにじわーっと踏んで止めること(急ブレーキをかけるとタイヤがロックされてしまいます)。
●アクセル、ハンドル操作は丁寧にゆっくり!
●吹雪の中では、ライトを点灯させることを忘れずに。
●テールランプ、ヘッドライト、ウィンドウに雪が積もったら、自分の車が相手から見えづらくなるため、安全な場所に停車してしっかり落とす。
●疲れる前に余裕を持って休憩する(雪道は緊張感の連続です!)。

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