大豆ペプチドが筋肉疲労や脳疲労を回復してくれます。夏の疲労回復・栄養補給の定番、エダマメは、大豆の完熟前の姿だってご存知でしたか?

 完熟前ですので大豆に比べるとタンパク質の量が少ないですが、それでもエダマメは冷凍技術がすすみ年中入手できますので、エダマメで食してもいいですね。

 ちなみに、おつまみの定番なのは、タンパク質を構成するメチオニンとよばれるアミノ酸が、アルコールの分解を助けてくれるからです。冷ややっこやエダマメがビールのお供になるにはちゃんとした理由があるのです。

 店頭には、豆の持つ力で邪気を払い幸福を呼ぶという節分のお豆がすでにならんでいます。おやつに食べてもよいですね(消化を考えると、食べ過ぎ注意です)でも、せっかくですから、冬の旬のお野菜とお豆腐、味噌、豆乳、きな粉などをくみあわせたメニューで効率的にとりいれたいですね!湯豆腐やズンドウブは消化によくいいですね。夜食にぴったりです。

●精神的な不調にも大豆!イライラ・緊張を軽減

 日本人の大半が不足しているといわれているカルシウム、また酵素の働きを促すマグネシウム、これらの含有が大豆には多いため、大豆にふくまれるアミノ酸GABAでリラックス効果が得られるといわれています。

 また、大豆の最も知られている栄養素は、大豆イソフラボン。女性ホルモンのバランスを整え、月経トラブルやPMSの不調緩和に効果を発揮します。抗酸化作用や代謝を向上作用のあるサポニンも含みますので、女子の強い味方でもあります。(美肌やダイエットの効果もありますがまた次回のお話で。)大豆でそのまま、サラダや煮豆などでいただく場合は、水煮は栄養分が流れ出てしまうため、蒸したものがおすすめです。大豆はほとんどの栄養素をバランスよく含んでいるのですが、ビタミンCをふくみません。ビタミンCの豊富なお野菜とあわせて効率よく摂取しましょう!

次のページ