明日はいよいよ成人式ですね。新成人の皆さんおめでとうございます。
参加される方は、今頃準備で、大変だと思います。
成人式当日、振袖を着た20歳の晴れやかな女性の姿は街を華やかに彩ります。
日本の民族衣装である美しい振袖をきた女性達が歩く姿は、街ゆく外国人にもとても美しく見えるようです。
責任ある自立した社会人としてよりよい社会の創造に貢献していくよう、頑張ってください。大人の世界へようこそ。

成人式の由来とは

成人の日は、1948年に「1月15日は、おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日」と法律で定められました。現在は、2000年に制定されたハッピーマンデー法に基づき1月の第2月曜日に改正されています。ちなみに成人式とは、
奈良時代に起こった元服に始まる日本特有の風習。
成人を祝う儀礼は古くからあり、男子には元服・褌祝、女子には裳着・結髪などがあった。文化人類学や民俗学で は、こうしたものを通過儀礼(イニシエーション)の一つとして扱う。(大人になるために越えなければならない 儀式)(wikipediaより引用)

成人式、最近の振袖、着付け事情

数年前までは美容院の前に、成人式の着付け・髪のセットと記載された予約受付のポスターが貼ってあるのを見かけました。成人式の日は、美容院が予約でいっぱい。普通のお客様はその日は混んでいるからと、予約を避けるのが常識という感じでしたよね。
ところがこの頃、一般の美容院は、成人式に予約でいっぱいということはなくなってきた、という話を聞きました。
何故でしょう?
最近では、大手の美容院チエーンがお得にまとめて着付けと髪のセット、着物レンタルまでを大々的に打ち出しているという事情があるようです。
着付け教室の先生によると、成人式の日に学校の体育館など大きな場所を借り切って、そこにシートを敷いて、はしから、並んでいる新成人の女性に、やはり並んだ着付けの先生たちが腕まくりをして、次々と着付けをしていくのだそうです。
髪のセットも同様に美容師が、次々とこなしていきます。
また、最近ではまとめてアップした髪に、大きめの花の髪飾りをするのが定番で、花の色は、ピンクや赤といった色が人気です。
流行もこのような大手チェーンの美容室が作っているのかもしれませんね。

着物はいつ用意するのが一般的?

成人式の着物の予約も、成人式の翌日の1年前から、受け付けているそうです。
むしろ、気にいった着物を借りるためには、早めに予約しておいたほうがよいようですよ。
筆者の妹の成人式の際は、母がぎりぎりでも大丈夫と甘く見ていたため、どこも予約がいっぱいで借りることができず、筆者の友人から着物を借りて、急場をしのいだことがありました。
写真撮影も、成人式当日はバタバタと慌ただしいので、前撮りしておく人も多いようです。
成人するお子さんのいるご両親は、その心づもりで、早め早めに対応しておく必要がありそうですね。
着物レンタル料は、セットで30万円位からが相場のようです。購入は30万円~上は数百万円。
安い買い物ではないので、じっくり考えてきめたいところです。

成人式の意義、荒れる成人式に批判の声も

成人式そのものについては、有名テーマパークでの成人式や、成人式で暴れる若者などが、一部取りざたされ、大人になったのを祝うための儀式ではなく、楽しむため遊ぶためのものになっているのではないか? と開催の意義が問われていることもあるようです。
今年ある自治体がこのような呼びかけを行って話題になっています。
成人式「きちんとした服装で」奇抜な衣装に苦情
北九州市は、10日に北九州メディアドーム(小倉北区)で開く成人式に参加する出席者に対し、「きちんとした 服装」で参加するよう、異例の呼びかけを行った。
近年、奇抜な衣装で出席する新成人がテレビ番組などで取り上げられ、市民から苦情が出ていた。服装による会場 の入場制限などはしない。 (読売新聞‎ より)
あまり厳しくするのもどうかと思いますが、せっかくの成人式。誰にとっても楽しい思い出になるよう、それぞれ節度を持って迎えたいですね。
必ずしも参加しなければならないというわけではないと思いますが、迷っているようであれば行ってみるのもいいと思います。
成人式に行く人もいかない人も今のこの20歳の時のきらめきを、思いっきり楽しんでください。