冬至の頃・・・「ん」のつくものを食べて幸運を!! 七十二候「及東生(なつかれくさしょうず)」 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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冬至の頃・・・「ん」のつくものを食べて幸運を!! 七十二候「及東生(なつかれくさしょうず)」

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かぼちゃのいとこ煮。あずきとの関係は不明のようです

かぼちゃのいとこ煮。あずきとの関係は不明のようです

ウツボグサの花

ウツボグサの花

元気百倍!○ん○ん○ん

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けんちんうどんに金柑の寒天などいかがでしょう

けんちんうどんに金柑の寒天などいかがでしょう

12月22日〜26日頃は、冬至の初候『及東生(なつかれくさしょうず)』。靭草(ウツボグサ)が芽を出す時季です。漢方薬としても知られ、冬至に芽を出して夏至に枯れる植物、ウツボグサ。寒さが厳しくなる今頃になってわざわざ生まれ出るとは、何か言いたいことでもあるのでしょうか? 冬至に食べるカボチャにも、そのヒントがあるようです。

なぜ「及東」はこんな時季に芽を出すのでしょう?

「及東(なつかれくさ)」とは、シソ科の植物「夏枯草(カコソウ)」のこと。花穂の形が、武士が矢を携帯した『靫(うつぼ)』という細長い容れ物に似ていることから「ウツボグサ」とも呼ばれます。
寒さ厳しい冬至の頃に芽を出して、初夏に薄紫色の可憐な花を咲かせ、夏至の頃には枯れたように褐色になる・・・七十二候『乃東枯(なつかれくさかるる)』は、夏至の初候なのです。茶色くなった穂は、昔から消炎・利尿作用のある漢方薬として用いられてきました。
一年でもっとも夜が長く、太陽のパワーが弱まる冬至の日。闇の闇、底の底なのです。今日はその翌日。そう、あとは昇るだけ! これからはだんだんと昼が長くなり、明るい太陽の力が強まっていくのです。
その昔、冬至は「命が終わる日」とされ、ゆず湯に入るのは禊ぎ(みそぎ)の意味もあったといいます。古代では、一年の始まりを冬至とする考え方もありました。そんな「命を始める日」の希望を知らせるように、ウツボグサは生まれ出てくるのですね。

夏には「う」。冬には「ん」で運盛りします!!

南瓜(なんきん)→かぼちゃです。
饂飩(うんどん)→うどんですね。以下、そのまま。
蓮根(れんこん)
人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
これは、『冬至の七種(ななくさ。草ではありません)』と呼ばれる7つの食材です。
思えば夏土用、残暑でヘロヘロになった日本人は「う」のつくものを食べて元気を取り戻してきました。そして寒さが厳しさを増す冬至には、人々は「ん」のつくものを食べて、無病息災を祈ったのです。
ただでさえ縁起が良いとされる「ん」が2つも入ったこの七種。食べればなんと、幸運も2倍に!! これが「運盛り」という、幸せ倍増計画です。じゃワンタン麺は? 天津丼は? と気になる方は、七種全てを投入したメニューに挑戦するのも楽しいかもしれません。

生まれ変わっても「ん」で温まりましょう♪

ところで、なぜ「ん」なのでしょう。
それは 冬至が「終わりの日」だから・・・冬至を表す言葉『一陽来復(いちようらいふく)』は、「陰が極まってまた陽に転じる」「凶事が過ぎ去って吉事がめぐってくる」「悪い事が続いた後で幸運に向かう」、つまり「冬至を境に人々の運は上向きになるんですよ〜」という希望を私たちに伝えてくれているのですね。
そこで「いろはにほへと」の終わる「ん」を食べることで、新しく生まれ変わる自覚のもと、さらに運をアゲようとしたのです。「南瓜(なんきん)」には、「北(陰)から南(陽)へ向かう」という意味もあるそうです。夏に枯れたウツボグサが、反転してまた芽を出すように。
「冬至の日」が過ぎちゃったら、食べてもご利益ないのでは? いえいえ、冬至の時季は1日だけではありません。次候・末候と、季節は続きます。
七種は、ビタミン・ミネラル・食物繊維など 冬の体をととのえて免疫力を高めてくれる成分が豊富なものばかり! とくにかぼちゃは、風邪などの感染症や脳血管疾患を予防し、冷え性を改善し、眼・皮膚・髪の毛をイキイキさせ、ガン予防にも大きな効果があるといわれています。皮も種も丸ごと食べたいパワー食材なのです! 昔の人は、冬の生命力をアップさせるために縁起の良い食べ物を並べたのかもしれませんね。
これから1日ごとに近づく春を楽しみながら、冬じゅう「ん」のつく食べ物で温まりましょう♪


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