年末年始の準備に、忙しい季節がやってきました。
買い出しに出かけて、「お買い得価格」に誘われ、ついつい野菜を買いすぎて、使い切れずに腐らせてしまった経験がある人も多いと思います。
そんなムダを、ペットボトルが解決!
ペットボトルを利用した保存容器を使えば、野菜がグンと長持ちすることをご存じですか?
ゴチャゴチャしがちな野菜室もこれでスッキリ! 気になる、一石二鳥の収納術とは?

ペットボトルの底に1cmほどの水を入れてネギを保存。取り出すときは上から数本つまみ出そう!
ペットボトルの底に1cmほどの水を入れてネギを保存。取り出すときは上から数本つまみ出そう!

野菜は“育った環境のまま保存する”が鉄則!

野菜は収穫したあとも呼吸を続け、生きています。
長持ちさせるためには、野菜それぞれのタイプに合わせて、ゆっくり寝かしてあげることが大切です。
例えば、上に伸びる野菜は、野菜室の中でも上へ上へと成長しようとします。
そんな野菜を横にして保存すると……
野菜が上に成長しようと、余計なエネルギーを消費し、糖分や水分が失われやすくなります。
結果、傷みが早くなるというワケです。
そこで、ペットボトルを利用した保存容器を使って、野菜を立てて保存しましょう。
それだけで、驚くほど野菜が長持ちしますよ!

ペットボトル保存容器の作り方

保存用ペットボトルの作り方は簡単!
2リットルのペットボトルを半分に切って、切り口に(手を切らないよう)マスキングテープなどを貼ります。
これで完成。
出来上がったペットボトル容器に野菜を入れて冷蔵庫に保存すれば、野菜が倒れにくくなり、冷蔵庫の中もスッキリ!また、どのくらい残っているかも一目瞭然なので、探しやすく、野菜の使い残しが減ります。
【タテに保存する野菜】
にんじん、だいこんなど
※葉付きの野菜は、必ず葉を切り落としましょう。
ごぼう、長ネギなど
※ゴボウなど長い野菜は、半分に切って保存します。
ほうれんそう、小松菜、春菊、白菜
きゅうり、アスパラガスなど
※アスパラガスや葉物は、ペットボトル容器に少し水をはっておくと、新鮮なまま2~3日保存できます。

白菜もご覧のとおり。少し水を入れてビニールをかぶせれば完璧
白菜もご覧のとおり。少し水を入れてビニールをかぶせれば完璧

その他のペットボトル保存例

次は、ペットボトルそのものを使った保存方法のご紹介です。
【米の冷蔵保存】
野菜と同様生きているお米。フタをしたペットボトルで冷蔵保存するのが、実は、鮮度を保つ一番の方法です。
用意するのは、2Lのペットボトル2本。これで5kgのお米が入ります。
ペットボトルは、計量もしやすくて便利。ちょっとした保存の工夫で美味しいお米がずっと食べられます。
【冷凍保存】
・コーンやグリンピースなどの粒状の野菜
・小口切りのネギ
500mlのペットボトルに入れてフタをして冷凍保存しましょう。
臭いうつりや冷凍ヤケを防げる上、使いたい分だけ取り出すことができて便利です。

以上のように、簡単便利なペットボトル保存ですが、一つだけ注意点があります。
野菜室は冷蔵室よりも温度が高い分、雑菌が発生しやすいといわれています。
野菜クズはその都度処分し、ペットボトルも定期的に洗い乾かしましょう。
保存容器は簡単にできますから、常に新しいものを用意しておくといいですね。
簡単かつ便利なペットボトルで保存した野菜を使って、ムダなく美味しい料理を作ってくださいね!

ペットボトルで冷凍保存すると取り出しやすい!
ペットボトルで冷凍保存すると取り出しやすい!