寒い時季にうれしいホカホカのホイル焼き!
フライパンも汚さずに調理でき、忙しい師走にぴったりのメニューですよね。
今回はそのホイル焼きに使うアルミホイルに注目しました。
ラップの使用頻度に比べるとやや使用頻度の少ないアルミホイルですが、実はすごい実力の持ち主であることをご存じですか?
ホイル焼きだけじゃない、便利な利用法をご紹介します。

表と裏の光沢の違いは製造工程によるものなので、どちらを使っても問題ありません
表と裏の光沢の違いは製造工程によるものなので、どちらを使っても問題ありません

アルミホイルは万能調理器具!

アルミホイルは熱伝導がよく、食材をムラなく蒸したり、焼くことができます。しかも、フライパンやお皿を汚さずに調理できる後片付けも楽チンな万能調理器具です。
そこでまずは、定番のホイル焼き以外に作ってみたくなるレシピを2つご紹介!
【寒い冬の朝、食べたくなるホットサンド!】
「専用メーカーがない」とあきらめていた人もアルミホイルがあればもう大丈夫。
①耳を切り落とした食パンに、バターを塗り、チーズと好きな食材をはさむ。
②アルミホイルで隙間がないようにしっかり包んで、オーブントースターで10分ほど焼く。
これでチーズとろ〜りアツアツのホットサンドのできあがりです!
【レンジで簡単ゆでたまご!】
意外と面倒なゆでたまごもアルミホイルを使うとレンジで簡単に作れます。
①生卵をアルミホイルで包む。※隙間は禁物です!
②水の入った耐熱カップに沈め、軽くラップする。
③レンジ(500Wで5分)でチン。
水にとって殻をむくと、おいしいゆでたまごの完成です。
この方法なら1個でも上手にゆでたまごができますよ。
調理器具としては、以下のような使い方も便利です。
【簡単ピーラー】
クシャクシャに丸めたアルミホイルでごぼうをこすると、薄皮がむけ下ごしらえが簡単にできます。他には、山芋や生姜の皮もキレイにむけます。
【砥石】
切れ味が悪くなった包丁は、2枚重ねにしたアルミホイルに包丁の刃先をあて、カッターで紙を切るようにすると切れ味が戻ります。ちなみに、ハサミやシュレッダーもアルミホイルの研磨効果で切れ味を回復できます。

ごぼうの下処理も簡単!
ごぼうの下処理も簡単!

保存性バツグン!アルミホイル活用術

皆さんは、お弁当のおにぎりやサンドイッチ、ラップとアルミホイルどちらで包みますか?
もしかしたら、ラップ派が多いかもしれません。
でも本当は……。
アルミホイルは水や空気を通さないので、ラップより鮮度を保つのに適した素材なのです。
そこで、アルミホイルの特性を生かした保存法についてご紹介します。
【冷凍保存】
食材をおいしく保存するカギは短時間で急速に冷凍することです。熱伝導率の高いアルミホイルなら、急速冷凍でき、冷凍保存に適しています。保存の際には、アルミホイルの外側に食品名と日付を油性ペンでメモしておくと便利です。
【氷温熟成】
スーパーで購入したカチカチに凍ったサクのマグロ。アルミホイルで3重に包み、冷蔵庫のチルド室に入れて1日保管します。すると、氷温熟成が進み、おいしさがアップ。お寿司屋さんや高級料亭で食べる、おさしみの味に近づけるテクニックです。
──最後に、使用済みのアルミホイルは、ボール状に丸めて排水溝や三角コーナーに入れちゃいましょう。アルミは水に触れると金属イオンを発生させるので、雑菌の増殖を防ぎ、排水溝のヌメリ取りになります。
こんなにも便利な活用法があるアルミホイルですが、最終的に廃棄する際は、各自治体のゴミの分別方法に則ってくださいね。

優れた保存力で食材の鮮度をキープ!
優れた保存力で食材の鮮度をキープ!