11月8日に立冬を迎えいよいよ今年も冬に突入した日本列島。
通勤通学、お出かけなど寒い冬も暖かく快適に過ごしたいですね。昨今は電車や建物の中は少々効きすぎ(?)な感もある暖房。意外と汗をかく季節でもありますね。毎年私たちを暖かくしてくれるダウンコートとレザーブーツ。みなさんどんな風にお手入れしてますか?気持ちよく水洗いしてみませんか。

まるで干したての布団のようにフワフワ感が復活、ダウンコート。

寒ーい冬の必需品といえば、暖かいコート。今年はチェスターやマントタイプなどウール地コートに注目が集まっていますが、やはり一番暖かいコートと言えばダウンコート。何より軽いのも嬉しいですよね。どなたでも愛用の1着があるのではないでしょうか。そんなダウンコート、毎年どのようなお手入れをしていますか。ひと冬着終わったらクリーニング店に出し、次の衣替えまでクローゼットの中、というのが一般的ではないでしょうか。
直接肌に触れるアイテムではないのでこのお手入れ方法で全く問題ないと思います。
でも最近、電車やオフィスビル、ショッピングモールなどなど、どこへ行っても十分過ぎるほど暖房が効いていますよね。思いの外、冬に汗をかく、なんて経験増えていませんか。冬のシーズン中でもクリーニングに出したいな。と思うこともありますね。でも天然素材のダウン入りのコートはクリーニング代も少々お高め。
ぜひ、お手持ちのダウンコートの洗濯表示を再チェックしてみて下さい。意外と手洗いOKものが多いのです。洗える羽毛布団と同様洗って天日干しすると、汚れも落ち、中のダウンも空気を含みふんわり感がよみがえります。そうあの干したてのお布団の気持ちよさに包まれるのです。
ただし、以下の点にはご注意を。生地はナイロンやポリエステル系素材など単一のものに限る。異素材(ウールやファーなど)とコンビになっている生地の場合は手洗いは避ける。必ず手洗い用のデリケート洗濯洗剤を使用する。洗濯機を使用する際は必ずネットに入れてドライor手洗いコースで洗濯する。洗い終わったらすぐにハンガー(肩の部分が丸くなっていてコートの大きさに合ったもの)にかけ、形を整え天日干しに。長時間天日干しはナイロン生地(特に白やベージュなど薄い色の場合は注意)の色焼けの原因になる場合もあるので乾いたらすぐに取り込む。付属のベルトは、大きな金具が付いている場合は洗濯は避けましょう、結ぶタイプの同素材ヒモタイプは一緒にネットに入れて洗って下さい。又、汗をかいた翌日に洗濯まではいかなくても、お布団を干す感覚でちょっと天日干しするだけでもふんわり感が出ますよ。
ここ何年か大人気のヨーロッパブランドの高級ダウンなどは、やはりプロの手にお任せしした方が良いかもしれません。そして購入したばかりの年はドライクリーニングに出し様子を見た方が良いかもしれません。筆者の愛用中のものは高級ブランドではありませんが、お気に入りのダウンコートが1着あり3シーズン目の今年、初めて手洗いコースで洗濯してみました。干し終わるとふんわり元通りになりました。サッパリ気持ちよく袖を通せそうです。
せっかく気に入って購入したダウンコート。ドライクリーニングと自宅で手洗いをうまく使い分けて、いつも気持ち良く着て長く愛用したいですね。

必ず、洗濯表示・手洗い可のご確認を。
必ず、洗濯表示・手洗い可のご確認を。

寒い雨や雪の日に履いてしまった時のレザーブーツの「雨じみ」どうしていますか。

もう一つの冬の必需品、レザーブーツ。冬の足もたくさん汗をかきます。お気に入りでも毎日履くのは避けましょう。履いた翌日は汗などの水分を乾かすためにも履かずに寝かせて下さい。
そして雨の日に履くのは絶対避けたいですが、外出先で雨に降られてしまったらどうすることもできませんね。でも元々、ある程度の撥水性はある天然皮革。普段靴用クリームでお手入れし、防水スプレーをかけておくだけでも小雨程度ならダメージは最小限に抑えられます。
ただお手入れを怠っていた時や薄い色のレザーブーツで雨に降られて爪先などに雨じみができてしまった事はありませんか。実は簡単に雨じみを取る方法があります。用意するのは水とスポンジのみ。まずスポンジに水を含ませ固く絞ります。そのスポンジで雨じみのラインをぼやかすようにポンポンと叩きながら広げていきます。濡れてしまった靴を又濡らすの?とビックリされる思われると思いますが、しっかり乾かせば大丈夫です。乾燥時は必ず形を整え完全に乾燥させて下さいね。雨じみのラインを水分で少しずつ広げていくうちに段々とラインが薄くなり消えていきますよ。ただしこちらも革質や表面の加工方法により落ちない場合もありますので、心配な方はやはりプロの手にお任せするのが良いかもしれません。
最近はこの天然素材・革の特性を活かし、革靴の丸洗いサービスを行っている靴修理店もありますね。仕上げにカビ留めの加工をしてくれるところもあります。革製品はメンテナンスに手間ひまとお金がかかりますが、履けば履くほど足に馴染み長く愛用できるのが最大の魅力。よく革は生きていると言われます。お手入れをしっかりすれば又次のシーズンに生き返ってくれるのですね。

冬の汗の放置は風邪の大敵、こまめな着替えを。

冬の暖房がしっかり効いた外出先や電車の中で汗をかき、かいた汗で衣類が湿り、屋外に出た途端ヒヤッと寒くなる事、よくありますよね。これが原因で風邪をひいてしまった方も多いと思います。こまめにコートを着脱すれば良いのですが、朝の通勤の慌ただしい中、いちいち屋内に入る度にコートを脱ぎ、手に持つのは大変です。
昨今は暖かく即乾性の生地を使った肌着も多数出ていますがやはり一度汗で濡れてしまった肌着は脱いで着替えるのが一番「冬のヒヤッと」を防げます。オフィスに一枚、「置き肌着」を置いておくのはいかがでしょうか。冬のヒヤッと風邪の前触れを感じてしまったら面倒でも汗で湿った肌着を乾いている「置き肌着」に着替えるのが一番ですね。湿った肌着で身体の体温が奪われるのは避けましょう。
これからどんどん寒くなっていきますが、年末に向け何かと忙しくなる季節。風邪などひいていられませんね。
ふんわり暖かいコート、暖かく歩きやすいレザーブーツでアクティブで元気に冬を過ごしましょう。

お気に入りは長く愛用したいですね。
お気に入りは長く愛用したいですね。